【禁忌】(次の患者には投与しないこと)

  1. 2.1 閉塞隅角緑内障の患者

[抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。]

  1. 2.2 前立腺肥大等下部尿路に閉塞性疾患のある患者

[抗コリン作用により、排尿困難、尿閉等があらわれるおそれがある。]

効能・効果

  • 下記の疾患又は状態に伴う悪心・嘔吐・めまい

  • 動揺病 メニエール症候群

用法・用量

通常成人1回1錠を経口投与する。 必要により1日3~4回経口投与する。 なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

眠気を催すことがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作には従事させないように十分注意すること。

9.1 合併症・既往歴等のある患者

  1. 9.1.1 開放隅角緑内障の患者

抗コリン作用により眼圧が上昇し、症状を悪化させることがある。

  1. 9.1.2 てんかんの患者

中枢刺激作用によって発作を起こすおそれがある。

  1. 9.1.3 甲状腺機能亢進症の患者

甲状腺機能亢進に伴う代謝亢進、カテコールアミンの作用を増強するおそれがある。

9.2 腎機能障害患者

  1. 9.2.1 急性腎炎の患者

腎臓に対する負荷を高めるおそれがある。

9.5 妊婦

治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

9.6 授乳婦

授乳しないことが望ましい。 ジフェンヒドラミンは、動物実験(ラット)で乳汁中に移行することが認められており1) 、ヒトでは哺乳中の児において昏睡が認められたとの報告がある2) 。

9.8 高齢者

減量するなど注意すること。 一般に高齢者では生理機能が低下している。

副作用

その他の副作用

副作用名 頻度 症状・説明
めまい 1〜5%未満
下痢 頻度不明
倦怠感 1〜5%未満
動悸 1〜5%未満
口渇 1〜5%未満
悪心・嘔吐 頻度不明
発疹 頻度不明
眠気 1〜5%未満
神経過敏 頻度不明
頭痛 頻度不明
頭重感 1〜5%未満

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

作用機序は明確でない。

18.2 興奮鎮静作用(迷路反応を鎮静する)

健康成人による実験的迷路刺激及び家兎を使った実験的迷路性平衡失調に対し、トラベルミンは著明な迷路反応鎮静作用を示した。また耳性眩暈(急性発作性眩暈)に使用し、有効性が認められている3) 。

18.3 興奮抑制作用(嘔吐中枢の興奮を抑える)

ジフェンヒドラミンは、イヌの実験において、悪心・嘔吐の原因となる嘔吐中枢に作用し、その興奮を抑制する作用を有することが認められている4) 。