効能・効果

  • 新生児出血症及び新生児低プロトロンビン血症の治療

  • 新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防

用法・用量

  • 〈新生児出血症及び新生児低プロトロンビン血症の治療〉

通常1日1回、1mL(メナテトレノンとして2mg)を経口投与する。 なお、症状に応じて3mL(メナテトレノンとして6mg)まで増量する。

  • 〈新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防〉

通常、出生後、哺乳が確立したことを確かめてから、1回1mL(メナテトレノンとして2mg)を経口投与する。その後、2回目として生後1週間又は産科退院時のいずれか早い時期、3回目として生後1ヵ月時にそれぞれ1回1mLを経口投与する。

使用上の注意

9.7 小児等

  1. 9.7.1 低出生体重児

低出生体重児を対象とした臨床試験は実施していない。

副作用

記載なし

薬物動態・作用機序

作用機序

18.1 作用機序

K2は、血液凝固因子(プロトロンビン、VII、IX、X)の蛋白合成過程で、グルタミン酸残基が、生理活性を有するγ-カルボキシグルタミン酸に変換する際のカルボキシル化反応に関与する。 すなわち、K2は、正常プロトロンビン等の肝での合成を促進し、生体の止血機構を賦活して生理的に止血作用を発現する4) 。

18.2 低プロトロンビン血症改善作用

  1. 18.2.1 健康成人男子5名にワルファリンカリウム40mgを経口投与して低プロトロンビン血症を誘発させ、低下した凝血能に対する回復効果をクロスオーバー法でビタミンK1(以下K1)30mgあるいはK2 30mg注)を単回経口投与して比較検討した。プロトロンビン時間(%)の回復はK2投与群がK1投与群より速やかであった5) 。

  2. 18.2.2 抗凝血薬ワルファリンカリウムにより低プロトロンビン血症を誘発した雄ウサギにK1又はK2を1、2mg/kg経口投与したところ、K2はK1より速やかに低プロトロンビン血症を改善した6) 。

18.3 止血作用

抗凝血薬ジクマロール50mg/kg/日を10日間反復投与によるマウスの出血死を、K1群は5mg/kg/日経口投与の併用により50%阻止したのに対して、K2群ではK1群と同量経口投与で100%阻止した7) 。

薬物動態

16.1 血中濃度

メナテトレノンとして30mg注1) を健康成人男子3名に単回経口投与したときの体内薬物動態はビタミンK2注射剤の筋肉内投与と比較して最高血漿中濃度到達時間(tmax)3.7時間、最高血漿中濃度時間曲線下面積(AUC(0~∞))1,463ng・hr/mLでありほぼ同等、最高血漿中濃度(Cmax)325ng/mLは筋肉内投与に比較し約7倍高かった1) 。

注1)本剤の承認された用量は、新生児出血症及び新生児低プロトロンビン血症の治療においては1回2~6mg、新生児・乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防においては1回2mgである。

ケイツーシロップ0.2%及びビタミンK2注射剤投与後の血漿中メナテトレノン濃度