含嗽用ハチアズレ顆粒

基本情報

販売名: 含嗽用ハチアズレ顆粒

一般名: アズレンスルホン酸ナトリウム水和物, 炭酸水素ナトリウム

製造販売元: 東洋製薬化成株式会社

販売会社: 小野薬品工業株式会社

薬効分類: 口腔・咽頭用薬

規制区分: 該当なし

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 国内臨床試験（二重盲検比較試験）

 - 対象: 口腔内炎症性疾患患者90例  
 - 結果: 含嗽用ハチアズレ群71.2%（37/52例）、プラセボ群18.4%（7/38例）で有意差あり（P＜0.005）  

- 口腔外科領域試験（二重盲検比較試験）

 - 対象: 口腔外科患者22例  
 - 結果: 含嗽用ハチアズレ群75.0%（9/12例）、プラセボ群40.0%（4/10例）で有意差あり（P＜0.05）  

効能・用法

適応症:

- 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎、舌炎、口腔創傷

用法・用量:

- 通常、1回1包（2g）を適量（約100mL）の水または微温湯に溶解し、1日数回含嗽する。

副作用とその管理

重大な副作用:

重大な副作用と発生頻度

副作用	頻度（%）	初期症状・対応
口腔刺激感	0.1～1%未満	口腔内のヒリヒリ感 → 投与中止、口腔洗浄
過敏症（発疹・そう痒感）	0.1%未満	皮膚発疹、かゆみ → 投与中止、抗ヒスタミン薬投与

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

併用注意薬と影響

併用薬	影響	機序
pH調整薬（制酸剤）	炭酸水素ナトリウムの作用変化	胃内pHの変動
口腔消毒剤	局所刺激作用増強	相加作用

緊急時対応

1. 口腔刺激感の発現

症状: 口腔内のヒリヒリ感、不快感

対応フロー:

1. 投与を一時中止し、口腔を洗浄する

2. 症状が持続する場合は使用を中止し、医師に相談

2. 過敏症（発疹・そう痒感）の発現

症状: 皮膚発疹、かゆみ

対応フロー:

1. 投与を直ちに中止

2. 抗ヒスタミン薬またはステロイド外用薬の使用を検討

FAQ（よくある質問）

Q1. どのような患者に適していますか？

A1. 咽頭炎、扁桃炎、口内炎、急性歯肉炎などの炎症性疾患を有する患者に適応される。

Q2. 投与時の注意点は？

A2. 原液を直接口に含まず、必ず適量の水で溶解して使用すること。口腔刺激感が現れることがあるため、使用後に違和感があれば医師に相談する。

製品ページ [含嗽用ハチアズレ顆粒 製品情報](https://www.ononavi1717.jp/products/hachiazule)