レペタン注 0.2mg, 0.3mg
基本情報
販売名: レペタン注 0.2mg, レペタン注 0.3mg
一般名: ブプレノルフィン塩酸塩(Buprenorphine Hydrochloride)
製造販売元: 大塚製薬株式会社
薬効分類: 鎮痛薬(オピオイド鎮痛剤)
規制区分: 劇薬、向精神薬、習慣性医薬品、処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 術後疼痛対象試験
- 対象: 術後疼痛患者 - 結果: 6~8時間の持続的鎮痛効果を示し、疼痛スコアの有意な低下が確認された
- 癌性疼痛対象試験
- 対象: 中等度から重度の癌性疼痛患者 - 結果: 鎮痛効果が持続し、疼痛スコアの有意な改善が確認された
効能・用法
適応症:
- 術後疼痛の鎮痛
- 各種癌の鎮痛
- 心筋梗塞症における鎮痛
- 麻酔補助
用法・用量:
- 術後・癌性疼痛: 通常、成人にはブプレノルフィンとして1回0.2mg~0.3mgを筋肉内に投与。初回は0.2mgとすることが望ましい。6~8時間ごとに反復投与。
- 心筋梗塞: 通常、成人にはブプレノルフィンとして1回0.2mgを徐々に静脈内に投与。
- 麻酔補助: 通常、成人にはブプレノルフィンとして0.2mg~0.4mgを麻酔導入時に徐々に静脈内に投与。
副作用とその管理
重大な副作用:
- 呼吸抑制, 急性肺水腫, せん妄, 依存性, 血圧低下, 舌根沈下
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- CNS抑制薬(ベンゾジアゼピン系薬等): 併用時に呼吸抑制リスク増加
- CYP3A4阻害薬(クラリスロマイシン等): 血中濃度上昇の可能性
緊急時対応
過量投与時の管理:
- ナルキソン投与を検討し、必要に応じて気道確保・人工呼吸管理を実施。
FAQ(よくある質問)
Q1. どのような患者に適していますか?
A1. 術後疼痛や癌性疼痛、心筋梗塞の患者に適応され、持続的な鎮痛効果を提供する。
Q2. 投与時の注意点は?
A2. 低用量から開始し、患者の状態に応じて用量調整する。呼吸抑制リスクに注意。
Q3. 他のオピオイド鎮痛薬との違いは?
A3. 部分作動薬であり、モルヒネと比較して依存性や呼吸抑制リスクが低い可能性がある。
製品ページ
[レペタン注製品情報](https://www.otsuka-elibrary.jp/product/di/l21/index.html)