リファジンカプセル 150mg
基本情報
販売名: リファジンカプセル 150mg
一般名: リファンピシン
製造販売元: 第一三共株式会社
販売会社: 第一三共株式会社
薬効分類: 抗酸菌症治療薬
規制区分: 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 肺結核患者対象 臨床試験
- 対象: 初回治療患者、再治療患者 - 結果: 他の抗結核薬と併用することで高い治療成功率を示した
- MAC症患者対象 臨床試験
- 対象: マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス症（MAC症）患者 - 結果: 他剤併用療法の一環として使用し、有効率を示した
効能・用法
適応症:
- 肺結核及びその他の結核症
- マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス（MAC）症を含む非結核性抗酸菌症
- ハンセン病
用法・用量:
- 肺結核及びその他の結核症: 通常成人には、リファンピシンとして1回450mgを1日1回毎日経口投与（感性併用剤がある場合、週2日投与も可）。
- MAC症: 通常成人には、リファンピシンとして1回450mgを1日1回毎日経口投与（最大600mgまで）。
- ハンセン病: 通常成人には、リファンピシンとして1回600mgを1ヶ月に1～2回、または1回450mgを1日1回毎日経口投与。
副作用とその管理
重大な副作用:
| 副作用 | 頻度（%） | 初期症状・対応 |
|---|---|---|
| 劇症肝炎 | 不明 | 倦怠感、黄疸、AST・ALT上昇 |
| アナフィラキシー | 不明 | 呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下 |
| 間質性腎炎 | 0.1〜1% | 発熱、浮腫、尿量減少 |
| 溶血性貧血 | 0.1〜1% | 貧血、黄疸、血尿 |
相互作用情報
併用禁忌:
- 該当なし
併用注意:
| 併用薬 | 影響 | 機序 |
|---|---|---|
| ワルファリン | 抗凝固作用の低下 | 代謝酵素誘導 |
| 経口避妊薬 | 避妊効果の低下 | 代謝酵素誘導 |
緊急時対応
1. 劇症肝炎
症状: 倦怠感、黄疸、AST・ALT上昇
対応フロー:
1. 投与中止
2. 肝機能検査の実施
3. 必要に応じて肝保護療法を実施
2. アナフィラキシー
症状: 呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下
対応フロー:
1. 投与中止
2. アドレナリン投与（適応がある場合）
3. 酸素投与および輸液管理
FAQ（よくある質問）
Q1. どのような患者に適していますか？
A1. 肺結核、MAC症、ハンセン病患者に適応。併用療法が基本。
Q2. 投与時の注意点は？
A2. 食事の影響を受けるため、空腹時に投与することが推奨される。
製品ページ
https://www.medicalcommunity.jp/products/druginfo/rifadin_capsules_150mg
