ランドセン錠0.5mg,錠1mg,2mg,細粒0.1%,0.5%
基本情報
販売名: ランドセン錠
一般名: クロナゼパム
製造販売元: 住友ファーマ株式会社
販売会社: 住友ファーマ株式会社
薬効分類: ベンゾジアゼピン系抗てんかん薬
規制区分: 向精神薬(第三種)、処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 二重盲検比較試験
- 対象: 小型(運動)発作、精神運動発作、自律神経発作の患者 - 結果: 発作回数および発作強度の有意な抑制を確認
- 一般臨床試験
- 対象: 国内35施設、1,485例 - 結果: 有効率(有効以上)51.1%
効能・用法
適応症:
- 小型(運動)発作(ミオクロニー発作、失立発作、点頭てんかん(幼児けい縮発作、BNSけいれん))
- 精神運動発作
- 自律神経発作
用法・用量:
- 通常、成人・小児にはクロナゼパムとして1日0.5~1mgを1~3回に分けて経口投与し、維持量として1日2~6mgを1~3回に分けて投与
- 乳幼児には1日体重1kgあたり0.025mgを1~3回に分けて投与し、維持量として1日体重1kgあたり0.1mgを1~3回に分けて投与
- 年齢・症状に応じて適宜増減
副作用とその管理
重大な副作用:
副作用 | 頻度(%) | 初期症状・対応 |
---|---|---|
依存性 | 不明 | 連用後の離脱症状(けいれん発作、せん妄、不眠など) |
呼吸抑制 | 0.1%未満 | 呼吸困難、チアノーゼ |
刺激興奮・錯乱 | 不明 | 精神不安定、混乱 |
肝機能障害・黄疸 | 不明 | 黄疸、AST/ALT上昇 |
相互作用情報
併用禁忌:
- 該当なし
併用注意:
併用薬 | 影響 | 機序 |
---|---|---|
フェニトイン | フェニトイン血中濃度変動 | 代謝酵素の影響 |
バルビツール酸誘導体 | 中枢神経抑制作用の増強 | 相加作用 |
アルコール | 鎮静作用の増強 | 相加作用 |
緊急時対応
1. 呼吸抑制
症状: 呼吸困難、チアノーゼ
対応フロー:
1. 投与を即時中止
2. 酸素投与を開始
3. 重篤時は人工呼吸管理を実施
2. 依存性・離脱症状
症状: けいれん発作、せん妄、不眠
対応フロー:
1. 急激な中止を避け、漸減する
2. 症状に応じて鎮静薬を使用
3. 必要に応じて精神科専門医に相談
FAQ(よくある質問)
Q: 服用中に気をつけるべきことは?
A: 依存性のリスクがあるため、医師の指示に従い漸減すること。アルコールとの併用は避けること。
Q: 眠気が強い場合の対応は?
A: 服用時間を調整することで軽減できる場合があるため、主治医に相談すること。
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