ハイチオール®錠40、80、ハイチオール®散32%

基本情報

販売名: ハイチオール®錠40、ハイチオール®錠80、ハイチオール®散32%

一般名: L-システイン

製造販売元: 久光製薬株式会社

販売会社: 久光製薬株式会社

薬効分類: 皮膚疾患治療薬

規制区分: 該当なし

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 皮膚疾患（湿疹・薬疹・じん麻疹・ざ瘡）に対する試験

 - 対象: 湿疹、じん麻疹、薬疹、中毒疹、ざ瘡、多形滲出性紅斑の患者
 - 結果: 総有効率は湿疹・皮膚炎86.0%、じん麻疹71.9%、薬疹・中毒疹89.0%、ざ瘡75.4%、紅斑86.6%  

効能・用法

適応症:

- 湿疹、中毒疹、薬疹、じん麻疹、尋常性ざ瘡、多形滲出性紅斑

- 放射線障害による白血球減少症

用法・用量:

- 湿疹・じん麻疹等の場合:

 - L-システインとして1回80mg、1日2～3回経口投与  
 - ハイチオール®錠40: 2錠 / ハイチオール®錠80: 1錠 / ハイチオール®散32%: 250mg  

- 放射線障害による白血球減少症の場合:

 - L-システインとして1回160mg、1日3回経口投与  
 - ハイチオール®錠40: 4錠 / ハイチオール®錠80: 2錠 / ハイチオール®散32%: 500mg  

副作用とその管理

重大な副作用:

重大な副作用と発生頻度

副作用	頻度（%）	初期症状・対応
悪心	0.47%	軽度の消化器症状が生じる場合あり
下痢	0.09%	継続する場合は医師に相談

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

- 特記事項なし

緊急時対応

1. 重篤な消化器症状の発生

症状: 持続的な下痢・悪心・嘔吐

対応フロー:

1. 使用を直ちに中止

2. 水分補給を行い、症状が持続する場合は医療機関を受診

FAQ（よくある質問）

Q1. どのような患者に適していますか？

A1. 湿疹やじん麻疹などの皮膚疾患に悩む患者、放射線治療による白血球減少を予防したい患者に適応。

Q2. 投与時の注意点は？

A2. 胃腸症状が出る場合があるため、空腹時の服用を避けることが推奨される。

製品ページ

https://www.hisamitsu-pharm.jp/product/dl/hythiolt-40/