スーグラ錠 25mg, スーグラ錠 50mg
基本情報
販売名: スーグラ錠 25mg, スーグラ錠 50mg
一般名: イプラグリフロジン L-プロリン(Ipragliflozin L-Proline)
製造販売元: アステラス製薬株式会社
販売提携: 寿製薬株式会社
薬効分類: SGLT2阻害剤(糖尿病治療薬)
規制区分: 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 第III相試験(2型糖尿病患者)
- 対象: 日本人2型糖尿病患者 - 結果: HbA1c低下作用を確認、長期(52週)にわたり維持 - 有効率: 主要エンドポイント達成率 60%以上
- 第III相試験(1型糖尿病患者)
- 対象: インスリン療法を受けている1型糖尿病患者 - 結果: HbA1c低下、総インスリン投与量の低下
効能・用法
適応症:
- 2型糖尿病
- 1型糖尿病(インスリン製剤との併用)
用法・用量:
- 2型糖尿病
- 通常、成人には 50mgを1日1回朝食前または朝食後に経口投与 - 効果不十分な場合は100mg/日に増量可能
- 1型糖尿病(インスリン製剤併用)
- 通常、成人には 50mgを1日1回朝食前または朝食後に経口投与 - 効果不十分な場合は100mg/日に増量可能 - インスリン製剤の中止は不可
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- 低血糖: 1型糖尿病患者において特に注意
- 腎盂腎炎: 頻度不明
- フルニエ壊疽(壊死性筋膜炎): 頻度不明
- 敗血症: 頻度不明
- 脱水: 5%以上
- ケトアシドーシス: 頻度不明
- ショック、アナフィラキシー: 頻度不明
その他の副作用:
- 頻尿(32.9%)
- 口渇(20%)
- 便秘(15%)
- 体重減少(10%)
- 尿路感染(5%)
- 陰部そう痒症(5%)
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- インスリン製剤、スルホニルウレア剤 → 低血糖リスク増加
- 降圧剤(利尿剤等) → 脱水リスク増加
緊急時対応
低血糖発生時の管理:
- 速やかに糖分補給(ブドウ糖、ジュース等)
- インスリン併用患者では投与量調整を検討
脱水の対応:
- 水分補給を指導
- 重度の場合は補液を考慮
ケトアシドーシス発生時の対応:
- 投与中止を検討
- 血液ガス分析を実施し、速やかに専門医と連携
FAQ(よくある質問)
Q1. スーグラはどのような患者に適していますか?
A1. 2型糖尿病患者、およびインスリン療法を受けている1型糖尿病患者(併用療法)に適応。
Q2. 服用タイミングは?
A2. 朝食前または朝食後に服用する。食事の影響は少ないが、決まった時間の服用が推奨される。
Q3. 服薬中の注意点は?
A3. 脱水、尿路感染、低血糖に注意し、定期的な検査を推奨。
製品ページ