シュアポスト錠 0.25mg / 0.5mg

基本情報

販売名: シュアポスト錠 0.25mg / 0.5mg

一般名: レパグリニド（Repaglinide）

製造販売元: 住友ファーマ株式会社

販売会社: 住友ファーマ株式会社

薬効分類: 経口血糖降下薬（速効型インスリン分泌促進剤）

規制区分: 劇薬、処方箋医薬品

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 2型糖尿病患者を対象とした国内臨床試験

 - 対象: 食事療法・運動療法で血糖コントロール不十分な2型糖尿病患者  
 - 結果: HbA1c 1.17%低下、食後血糖改善作用を確認  
 - α-GI剤、ビグアナイド系、チアゾリジン系薬剤併用療法でも有効性を示す  

効能・用法

適応症:

- 2型糖尿病（食事療法・運動療法で十分な効果が得られない場合に限る）

用法・用量:

- 通常、成人にはレパグリニドとして1回0.25mgより開始し、1日3回毎食直前に経口投与。

- 維持用量は1回0.25～0.5mgで、必要に応じて適宜増減。1回1mgまで増量可能。

副作用とその管理

重大な副作用:

重大な副作用と発生頻度

副作用	頻度（%）	初期症状・対応
低血糖	18.4～27.0%	発汗、動悸、意識障害 → 速やかに糖分摂取
肝機能障害	不明	AST/ALT上昇、黄疸 → 肝機能検査、投与中止
心筋梗塞	不明	胸痛、息切れ → 速やかに救急対応

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

併用注意薬と影響

併用薬	影響	機序
ケトコナゾール	血中濃度上昇	CYP3A4阻害
シメチジン	血糖降下作用増強	代謝酵素阻害
β遮断薬	低血糖症状をマスク	自律神経反応抑制

緊急時対応

1. 低血糖発作の発現

症状: 発汗、意識低下、痙攣

対応フロー:

1. 速やかにブドウ糖または糖質を摂取

2. 重度の場合、静脈内ブドウ糖投与を実施

3. 原因の精査と用量調整

2. 重篤な肝機能障害の疑い

症状: 黄疸、倦怠感、食欲不振

対応フロー:

1. 投与を中止し、肝機能検査を実施

2. 適切な肝機能管理を行う

FAQ（よくある質問）

Q: シュアポストの服用タイミングは？

A: 毎食直前（10分以内）が推奨される。食後投与では効果が減弱するため注意。

Q: 低血糖のリスクはどの程度か？

A: 併用薬や食事状況によるが、特に空腹時や過剰投与時にリスクが高まる。

Q: 他の経口糖尿病薬との違いは？

A: 速効型であり、食後血糖上昇を抑制する作用が強い。SU剤と異なり作用持続が短い。

Q: 腎機能低下患者にも使用できるか？

A: 主に胆汁排泄型のため、軽度～中等度の腎機能低下患者にも使用可能。重度腎障害患者には慎重投与。

製品ページ

https://sumitomo-pharma.jp/product/surepost/