キュバール50エアゾール / キュバール100エアゾール
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基本情報
販売名: キュバール50エアゾール / キュバール100エアゾール
一般名: ベクロメタゾンプロピオン酸エステル(Beclometasone Dipropionate)
製造販売元: 住友ファーマ株式会社
販売会社: 住友ファーマ株式会社
薬効分類: 吸入ステロイド薬
規制区分: 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 成人気管支喘息患者を対象とした国内比較試験
- 対象: 中等症気管支喘息患者 - 結果: CFC-BDP 400μg/日の半量(200μg/日)で同等の効果を示した - ピークフロー値改善率 80.6%、副作用発現率 9.3%
効能・用法
適応症:
- 気管支喘息
用法・用量:
- 成人: 1回100μgを1日2回吸入
- 小児: 1回50μgを1日2回吸入
- 1日最大投与量: 成人800μg / 小児200μg
副作用とその管理
重大な副作用:
副作用 | 頻度(%) | 初期症状・対応 |
---|---|---|
アナフィラキシー | 不明 | 呼吸困難、血圧低下 → 直ちに救急対応 |
口腔カンジダ症 | 4% | 口腔内白斑、痛み → うがい指導、抗真菌薬投与 |
副腎機能抑制 | 不明 | 倦怠感、低血圧 → ACTH刺激試験、補充療法 |
相互作用情報
併用禁忌:
- 該当なし
併用注意:
併用薬 | 影響 | 機序 |
---|---|---|
リトナビル | 血中濃度上昇 | CYP3A4阻害作用 |
ケトコナゾール | 血中濃度上昇 | CYP3A4阻害作用 |
β2刺激薬 | 相乗効果 | 気管支拡張作用増強 |
緊急時対応
1. 重篤な喘息発作
症状: 呼吸困難、チアノーゼ、意識障害
対応フロー:
1. β2刺激薬の吸入
2. 酸素投与、ステロイド静注を考慮
3. 改善しない場合、救急搬送
2. 口腔カンジダ症の発症
症状: 口内白斑、痛み
対応フロー:
1. 吸入後の口腔洗浄を指導
2. 抗真菌薬(ミコナゾール等)の投与
FAQ(よくある質問)
Q: キュバールは食事の影響を受けるか?
A: 吸入薬であり、食事の影響は受けない。
Q: 長期使用で副作用のリスクはあるか?
A: 長期使用により副腎機能抑制のリスクがあるため、定期的なモニタリングが必要。
Q: 口腔カンジダ症の予防法は?
A: 使用後に十分なうがいをすることで予防できる。
Q: 小児への投与は安全か?
A: 小児に対する安全性が確認されており、適切な用量で使用可能。
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