オラセフ錠 250mg

基本情報

販売名: オラセフ錠 250mg

一般名: セフロキシム アキセチル

製造販売元: サンドファーマ株式会社

販売会社: 第一三共株式会社

薬効分類: 経口用セフェム系抗生物質製剤

規制区分: 処方箋医薬品

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 国内臨床試験

 - 対象: 呼吸器感染症、尿路感染症、皮膚科領域感染症、耳鼻科領域感染症、眼科領域感染症などの患者  
 - 結果: 各種感染症に対し80～95%の有効率  

- 二重盲検比較試験

 - 対象: 急性陰窩性扁桃炎、細菌性気道感染症、化膿性中耳炎、急性単純性膀胱炎などの患者  
 - 結果: セファクロルと比較し同等以上の有用性を示す  

効能・用法

適応症:

- 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症、咽頭・喉頭炎、扁桃炎、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染、膀胱炎、前立腺炎、尿道炎、歯周組織炎、歯冠周囲炎 など

用法・用量:

- 通常、成人には1回250mg（力価）を1日3回食後経口投与する。

- 重症例には1回500mg（力価）を1日3回食後投与。

副作用とその管理

重大な副作用:

重大な副作用と発生頻度

副作用	頻度（%）	初期症状・対応
ショック・アナフィラキシー	不明	呼吸困難、発疹、血圧低下、投与中止・救急対応
急性腎障害	不明	尿量減少、浮腫、血清クレアチニン上昇
中毒性表皮壊死症（TEN）、Stevens-Johnson症候群	不明	高熱、紅斑、水疱

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

併用注意薬と影響

併用薬	影響	機序
抗凝固薬（ワルファリンなど）	出血傾向増加	腸内細菌叢の変化によるビタミンK産生低下
ループ利尿薬	腎毒性増加	腎排泄の競合による腎機能障害リスク上昇

緊急時対応

1. ショック・アナフィラキシー

症状: 呼吸困難、低血圧、意識消失

対応フロー:

1. 投与を直ちに中止

2. エピネフリン筋注、酸素投与

3. 救急処置を行う

2. 急性腎障害

症状: 尿量減少、浮腫、電解質異常

対応フロー:

1. 投与を中止し、腎機能をモニタリング

2. 輸液管理を行う

3. 重篤な場合は透析を考慮

FAQ（よくある質問）

Q1. どのような患者に適していますか？

A1. 呼吸器感染症、尿路感染症、皮膚感染症、耳鼻科領域感染症などの患者に適応があります。

Q2. 投与時の注意点は？

A2. 空腹時より食後投与の方が吸収が良好であるため、必ず食後に服用する。

製品ページ

https://www.medicalcommunity.jp/products/druginfo/oracef