エストラーナ®テープ 0.09mg、0.18mg、0.36mg、0.72mg

基本情報

販売名: エストラーナ®テープ 0.09mg、0.18mg、0.36mg、0.72mg

一般名: エストラジオール

製造販売元: 久光製薬株式会社

販売会社: 久光製薬株式会社

薬効分類: ホルモン補充療法

規制区分: 処方箋医薬品

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 更年期障害・卵巣欠落症状の治療試験

 - 対象: 更年期障害および卵巣欠落症状を有する患者  
 - 結果: 血管運動神経症状（ほてり・発汗）、泌尿生殖器の萎縮症状に対し高い改善率を示した。  

- 閉経後骨粗鬆症治療試験

 - 対象: 閉経後骨粗鬆症患者  
 - 結果: 骨密度の有意な増加が確認され、骨粗鬆症の進行を抑制する効果が認められた。  

効能・用法

適応症:

- 更年期障害および卵巣欠落症状

- 閉経後骨粗鬆症

- 性腺機能低下症、性腺摘出又は原発性卵巣不全による低エストロゲン症

- 生殖補助医療における調節卵巣刺激の開始時期の調整（0.72mg）

- 凍結融解胚移植におけるホルモン補充周期（0.36mg・0.72mg）

用法・用量:

- 通常、下腹部または臀部に貼付し、2日毎に貼り替え

- 閉経後骨粗鬆症では、使用後6ヶ月～1年後に骨密度を測定し、効果がない場合は中止

副作用とその管理

重大な副作用:

重大な副作用と発生頻度

副作用	頻度（%）	初期症状・対応
静脈血栓塞栓症	不明	足のむくみ、息切れが生じた場合は直ちに医師へ相談
アナフィラキシー	不明	呼吸困難、じんましんが発生した場合は直ちに使用中止
子宮内膜増殖症	10%以上	不正出血が続く場合は医師に相談

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

併用注意薬と影響

併用薬	影響	機序
バルビツール酸系薬剤	作用減弱	エストロゲン代謝の促進
ワルファリン	抗凝固作用の変化	肝臓での代謝変化

緊急時対応

1. 血栓塞栓症の発生

症状: 足の腫れ、片側の脚の痛み、息切れ

対応フロー:

1. 使用を直ちに中止

2. 速やかに医療機関を受診

2. アナフィラキシーの発生

症状: じんましん、呼吸困難、意識低下

対応フロー:

1. 救急対応を要請

2. 使用を直ちに中止

FAQ（よくある質問）

Q1. どのような患者に適していますか？

A1. 更年期障害、閉経後骨粗鬆症、ホルモン補充が必要な患者

Q2. 投与時の注意点は？

A2. 長期間使用する場合は、定期的な子宮内膜の評価を行うこと。

製品ページ

https://www.hisamitsu-pharm.jp/product/dl/estrana-009/