エクラー®プラスター20µg/cm²

基本情報

販売名: エクラー®プラスター20µg/cm²

一般名: デプロドンプロピオン酸エステル

製造販売元: 久光製薬株式会社

販売会社: 久光製薬株式会社

薬効分類: 外用副腎皮質ホルモン剤

規制区分: 一般的な規制なし

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 一般臨床試験

 - 対象: 湿疹・皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症などの患者
 - 結果: デプロドンプロピオン酸エステルテープ剤において有効率85.5%を示した。  

- 比較試験

 - 対象: フルオシノロンアセトニドテープと比較
 - 結果: 乾癬の治療において同等の有効性が確認された。  

効能・用法

適応症:

- 湿疹・皮膚炎（進行性指掌角皮症、ビダール苔癬を含む）

- 虫さされ

- 痒疹群（じん麻疹様苔癬、結節性痒疹等）

- 乾癬

- 掌蹠膿疱症

- 肥厚性瘢痕・ケロイド

- 扁平紅色苔癬

- 慢性円板状エリテマトーデス

- 環状肉芽腫

用法・用量:

- 患部を洗浄・乾燥させた後、適切な大きさに切り、膏体面を患部に貼付。12時間または24時間ごとに貼り替える。夜間のみの使用も可能。

副作用とその管理

重大な副作用:

重大な副作用と発生頻度

副作用	頻度（%）	初期症状・対応
緑内障・後のう白内障	不明	眼瞼部への使用に注意
皮膚刺激感・発赤	1.65%	貼付部位の炎症やかゆみが持続する場合は使用を中止
皮膚萎縮	不明	長期使用を避け、皮膚の薄化に注意

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

併用注意薬と影響

併用薬	影響	機序
他の副腎皮質ホルモン剤	副作用の増強	相加作用による影響
皮膚感染症治療薬	感染予防	感染症合併時の治療を考慮

緊急時対応

1. 皮膚萎縮・血管拡張

症状: 皮膚が薄くなり、血管が透けて見える

対応フロー:

1. 長期使用を避ける

2. 症状が出た場合は使用を中止し、医師に相談

2. 眼圧上昇・緑内障リスク

症状: 眼の違和感、視野の狭まり

対応フロー:

1. 眼周囲への使用を避ける

2. 症状が出た場合は眼科を受診

FAQ（よくある質問）

Q1. どのような患者に適していますか？

A1. 湿疹・皮膚炎、乾癬、掌蹠膿疱症などの治療を必要とする患者

Q2. 投与時の注意点は？

A2. 長期間の使用は避け、眼や傷口には塗布しないこと。

製品ページ

https://www.hisamitsu-pharm.jp/product/dl/eclarp-20_2/