イミフィンジ点滴静注 120mg, 500mg

提供:医薬品DB



基本情報

販売名: イミフィンジ点滴静注 120mg, 500mg

一般名: デュルバルマブ(遺伝子組換え)(Durvalumab)

製造販売元: アストラゼネカ株式会社

薬効分類: PD-L1阻害剤(免疫チェックポイント阻害薬)

規制区分: 生物由来製品、処方箋医薬品


クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- PACIFIC試験(非小細胞肺癌, NSCLC)

 - 対象: 切除不能なⅢ期NSCLC患者(n=713)
 - 結果: OS中央値 47.5カ月(対照群 29.1カ月, p<0.0001)
 - PFS中央値: 16.8カ月(対照群 5.6カ月, p<0.0001)

- CASPIAN試験(小細胞肺癌, SCLC)

 - 対象: 進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)患者(n=805)
 - 結果: OS中央値 13.0カ月(対照群 10.3カ月, p=0.0047)

効能・用法

適応症:

- 切除不能な局所進行の非小細胞肺癌(NSCLC)

- 進展型小細胞肺癌(ES-SCLC)

- 切除不能な肝細胞癌(HCC)

- 治癒切除不能な胆道癌(BTC)

- 進行・再発の子宮体癌

用法・用量:

- NSCLC:

 - 1回1500mgを4週間間隔で60分以上かけて点滴静注(最大12カ月間)
 - 体重30kg以下の場合は20mg/kgを投与  

- ES-SCLC:

 - 1回1500mgを3週間間隔で4回、その後4週間間隔で点滴静注  

- HCC:

 - 1回1500mgを4週間間隔で点滴静注  

- BTC:

 - 1回1500mgをゲムシタビン・シスプラチン併用で3週間間隔投与  

- 子宮体癌:

 - 1回1120mgを3週間間隔で、維持療法では1回1500mgを4週間間隔で投与  

副作用とその管理

重大な副作用と発生頻度:

- 間質性肺疾患: 1.3%

- 肝機能障害: 1.8%

- 大腸炎: 1.2%

- 甲状腺機能異常: 1.5%

- Infusion reaction: 2.1%

その他の副作用:

- 貧血: 49.7%

- 悪心: 41.5%

- 好中球減少: 30.0%

- 食欲減退: 28.2%

- 下痢: 26.5%

相互作用情報

併用禁忌:

- 特になし

併用注意:

- 免疫抑制剤(ステロイド等) → 効果減弱の可能性

緊急時対応

間質性肺疾患発生時の管理:

- 速やかに画像診断とステロイド治療を検討

肝機能障害発生時の管理:

- 肝酵素値をモニタリングし、重篤な異常時は投与中止

Infusion reaction発生時の管理:

- 投与中止し、適宜抗ヒスタミン剤またはステロイド投与

FAQ(よくある質問)

Q1. イミフィンジはどのような患者に適していますか?

A1. 化学放射線療法後のNSCLC患者、進行・再発のSCLCやHCC、胆道癌患者に適応。

Q2. 服用時の注意点は?

A2. 静脈内投与のため、適切な医療機関での管理が必要。

Q3. 他の免疫チェックポイント阻害薬との違いは?

A3. PD-L1を標的とし、PD-1阻害薬(ニボルマブ等)とは異なる作用機序を持つ。

製品ページ

https://med.astrazeneca.co.jp/product/IMF.html