アイラミド配合懸濁性点眼液
基本情報
販売名: アイラミド配合懸濁性点眼液
一般名: ブリモニジン酒石酸塩/ブリンゾラミド(Brimonidine Tartrate / Brinzolamide)
製造販売元: 千寿製薬株式会社
販売提携: 武田薬品工業株式会社、大塚製薬株式会社
薬効分類: 緑内障・高眼圧症治療剤
規制区分: 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 国内第III相試験(3-02試験)
- 対象: 原発開放隅角緑内障(広義)または高眼圧症患者(n=355) - 結果: 眼圧下降効果において、0.1%ブリモニジン点眼液単剤と比較して統計学的に有意な差を示した(p=0.0109)。
- 国内第III相試験(3-03試験)
- 対象: 原発開放隅角緑内障または高眼圧症患者(n=423) - 結果: 1%ブリンゾラミド懸濁性点眼液単剤と比較して統計学的に有意な優越性を示した(p<0.0001)。
効能・用法
適応症:
- 次の疾患で、他の緑内障治療薬が効果不十分な場合:緑内障、高眼圧症
用法・用量:
- 通常、成人には1回1滴を1日2回点眼する。
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- 角膜混濁: 頻度不明
- アレルギー反応(結膜炎、皮膚炎など): 1-5%未満
- 霧視(視界がかすむ症状): 5%以上
- 眼刺激、点状角膜炎: 1-5%未満
その他の副作用:
- 味覚異常、眼の異常感、結膜充血
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- 他の眼圧降下薬: 併用時の相加・相乗作用の可能性あり
- CYP2D6阻害剤(キニジン、フルオキセチンなど): 作用増強の可能性
緊急時対応
過量投与時の管理:
- 特異的な解毒剤はなし。症状に応じた支持療法を実施。
FAQ(よくある質問)
Q1. アイラミド配合懸濁性点眼液はどのような患者に適していますか?
A1. 他の緑内障治療薬が効果不十分な患者に対して使用される。
Q2. 服用時の注意点は?
A2. 点眼後は目を閉じ、涙嚢部を軽く圧迫することで全身吸収を抑えることが推奨される。
Q3. 他の緑内障治療薬との違いは?
A3. ブリモニジンとブリンゾラミドの2成分を含み、房水産生抑制と流出促進の2つの作用機序を持つ。
製品ページ
[アイラミド製品情報](https://www.otsuka-elibrary.jp/product/di/ail/index.html)