ロケルマ懸濁用散分包5g, 10g
基本情報
販売名: ロケルマ懸濁用散分包5g, ロケルマ懸濁用散分包10g
一般名: ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物(Sodium Zirconium Cyclosilicate Hydrate)
製造販売元: アストラゼネカ株式会社
薬効分類: 高カリウム血症改善剤
規制区分: 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- HARMONIZE Global試験(国際共同第III相試験)
- 対象: 高カリウム血症患者(n=267) - 結果: 投与後48時間で89.1%の患者が正常血清カリウム値(3.5-5.0mmol/L)に達した
- DIALIZE試験(国際共同第III相試験)
- 対象: 血液透析患者(n=196) - 結果: 透析前の血清カリウム値4.0-5.0mmol/Lを維持できた患者割合が41.2%(プラセボ群1.0%)
効能・用法
適応症:
- 高カリウム血症
用法・用量:
- 通常、成人には、開始用量として1回10gを水に懸濁し1日3回、2日間経口投与
- 維持療法として1回5gを水に懸濁し1日1回経口投与(最高15g/日)
- 血液透析施行中の患者には非透析日に5g/日(最高15g/日)投与
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- 低カリウム血症: 11.5%
- うっ血性心不全: 0.5%
その他の副作用:
- 浮腫: 10%未満
- 便秘: 10%未満
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- 酸性薬物(フルコナゾール、クロピドグレル等): 吸収遅延の可能性あり
緊急時対応
低カリウム血症発生時の管理:
- 血清カリウム値をモニタリングし、必要に応じて補正
うっ血性心不全発生時の管理:
- 症状に応じて投与量調整または中止を検討
FAQ(よくある質問)
Q1. ロケルマはどのような患者に適していますか?
A1. 高カリウム血症の補正および維持療法として適応される。
Q2. 服用時の注意点は?
A2. 食事と一緒に服用可能だが、他の薬剤との間隔を2時間以上空けることが推奨される。
Q3. 他のカリウム吸着薬との違いは?
A3. 選択的にカリウムを吸着し、迅速かつ持続的に血清カリウムを低下させる。
製品ページ
[ロケルマ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/LOK.html)