レミッチカプセル2.5μg / レミッチOD錠2.5μg
提供:医薬品DB
基本情報
販売名: レミッチカプセル / レミッチOD錠
一般名: ナルフラフィン塩酸塩
製造販売元: 東レ株式会社
販売会社: 鳥居薬品株式会社
薬効分類: 経口そう痒症改善剤
規制区分: 劇薬、処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 血液透析患者対象 第Ⅲ相試験
- 対象: 透析患者で既存治療抵抗性のそう痒症を有する患者 - 結果: かゆみスコアの有意な低下を確認
- 慢性肝疾患患者対象 第Ⅲ相試験
- 対象: 慢性肝疾患患者で既存治療抵抗性のそう痒症を有する患者 - 結果: かゆみスコアの有意な低下を確認
効能・用法
適応症:
- 透析患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)
- 慢性肝疾患患者におけるそう痒症の改善(既存治療で効果不十分な場合に限る)
用法・用量:
- 通常、成人にはナルフラフィン塩酸塩として1日1回2.5μgを夕食後または就寝前に経口投与する。
- 症状に応じて1日1回5μgまで増量可能。
副作用とその管理
重大な副作用:
副作用 | 頻度(%) | 初期症状・対応 |
---|---|---|
肝機能障害・黄疸 | 不明 | AST/ALT上昇、黄疸 |
傾眠 | 1~5% | 眠気、注意力低下 |
浮動性めまい | 1~5% | 立ちくらみ、ふらつき |
悪心・嘔吐 | 1~5% | 食欲不振、吐き気 |
相互作用情報
併用禁忌:
- 該当なし
併用注意:
併用薬 | 影響 | 機序 |
---|---|---|
中枢神経抑制剤 | 鎮静作用増強 | 相加作用 |
CYP3A4阻害剤(ケトコナゾール等) | 血中濃度上昇 | 代謝抑制 |
CYP3A4誘導剤(リファンピシン等) | 血中濃度低下 | 代謝促進 |
緊急時対応
1. 肝機能障害・黄疸
症状: AST/ALT上昇、黄疸
対応フロー:
1. 投与を即時中止
2. 肝機能検査を実施
3. 必要に応じて肝保護療法を検討
2. 傾眠・めまい
症状: 眠気、ふらつき、注意力低下
対応フロー:
1. 投与時間を調整(就寝前投与)
2. 症状が強い場合は減量または中止を検討
3. 運転・機械操作を控える指導
FAQ(よくある質問)
Q: 服用時の注意点は?
A: 夕食後または就寝前に服用し、運転や危険作業は避けること。
Q: 透析患者での使用時の注意点は?
A: 透析開始前の服用は避ける。透析による除去の影響を考慮すること。
Q: OD錠はどのように服用するか?
A: 口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収ではなく、唾液や水で飲み込むこと。
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