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2025年3月19日 (水) 11:38時点における最新版
基本情報
販売名: サフネロー点滴静注300mg
一般名: アニフロルマブ(遺伝子組換え)(Anifrolumab)
製造販売元: アストラゼネカ株式会社
薬効分類: I型インターフェロン受容体阻害剤
規制区分: 生物由来製品、劇薬、処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- TULIP-2試験(国際共同第III相試験)
- 対象: 既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデス(SLE)患者 - 結果: BICLA評価基準においてプラセボ群と比較し、疾患活動性を有意に低減(p=0.0013) - 安全性: 帯状疱疹の発生率が1~10%未満
- MUSE試験(国際共同第II相試験)
- 対象: 標準治療を受けているSLE患者 - 結果: 52週間後の疾患活動性低下を確認 - 安全性: 主要な副作用は上気道感染(10%以上)、注入に伴う反応(10%以上)
効能・用法
適応症:
- 既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデス(SLE)
用法・用量:
- 通常、成人にはアニフロルマブ(遺伝子組換え)として300mgを4週間ごとに30分以上かけて点滴静注
- 体重による用量調整は不要
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- アナフィラキシー: 頻度不明
- 重篤な感染症: 1.7%
その他の副作用:
- 帯状疱疹: 1~10%未満
- 上気道感染(上咽頭炎、咽頭炎): 10%以上
- 注入に伴う反応: 10%以上
- 気管支炎: 1~10%未満
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- 他の生物学的製剤: 安全性データが不足しているため、併用は避けることが望ましい
緊急時対応
アナフィラキシー発生時の管理:
- 直ちに投与を中止し、適切な救急処置(アドレナリン投与等)を実施
帯状疱疹発生時の管理:
- 速やかに抗ウイルス薬を投与し、症状の進行を抑制
注入に伴う反応の管理:
- 投与速度を調整し、症状が重篤な場合は抗ヒスタミン剤やステロイドを投与
FAQ(よくある質問)
Q1. サフネローはどのような患者に適していますか?
A1. 既存治療で効果不十分な全身性エリテマトーデス(SLE)患者が対象。
Q2. 服用時の注意点は?
A2. 帯状疱疹のリスクがあるため、発疹や水疱が出現した場合は速やかに医師に相談。
Q3. 他の免疫抑制剤と併用できるか?
A3. 他の生物学的製剤との併用は避けることが望ましい。
製品ページ
[サフネロー製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/SPN.html)