「オノアクト点滴静注用50mg, 150mg」の版間の差分

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| 販売名 = オノンドライシロップ10%
| 販売名 = オノアクト点滴静注用50mg, オノアクト点滴静注用150mg
| 一般名 = プランルカスト水和物（Pranlukast Hydrate）
| 一般名 = ランジオロール塩酸塩（Landiolol Hydrochloride）
| 製造販売元 = 小野薬品工業株式会社
| 製造販売元 = 小野薬品工業株式会社
| 薬効分類 = ロイコトリエン受容体拮抗剤（気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤）
| 薬効分類 = 抗不整脈薬（短時間作用型β1遮断剤）
| 規制区分 = 処方箋医薬品
| 規制区分 = 劇薬、処方箋医薬品
| 承認年月日 = 2005年5月20日
| 承認年月日 = 2014年7月25日（50mg）, 2015年2月10日（150mg）
| 薬価基準収載日 = 2005年12月16日
| 薬価基準収載日 = 2014年11月28日（50mg）, 2015年5月29日（150mg）
| 販売開始日 = 2000年1月20日
| 販売開始日 = 2014年12月1日（50mg）, 2015年5月29日（150mg）
| 規格・含量 = 1g中 プランルカスト水和物 100mg
| 規格・含量 = 1バイアル中 ランジオロール塩酸塩 50mg（50mg製剤）, 150mg（150mg製剤）
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== '''基本情報''' ==
== '''基本情報''' ==


'''販売名:''' オノンドライシロップ10%  
'''販売名:''' オノアクト点滴静注用50mg, オノアクト点滴静注用150mg  


'''一般名:''' プランルカスト水和物（Pranlukast Hydrate）  
'''一般名:''' ランジオロール塩酸塩（Landiolol Hydrochloride）  


'''製造販売元:''' 小野薬品工業株式会社   
'''製造販売元:''' 小野薬品工業株式会社   


'''薬効分類:''' ロイコトリエン受容体拮抗剤（気管支喘息・アレルギー性鼻炎治療剤）  
'''薬効分類:''' 抗不整脈薬（短時間作用型β1遮断剤）  


'''規制区分:''' 処方箋医薬品  
'''規制区分:''' 劇薬、処方箋医薬品  


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'''主要臨床試験:'''   
'''主要臨床試験:'''   


- '''ONO-1078-40試験（国内第III相試験）'''   
- '''ONO-1101-01試験（国内第III相試験）'''   
   - '''対象:''' 小児気管支喘息患者  
   - '''対象:''' 手術時の頻脈性不整脈患者  
   - '''結果:''' 喘息症状の改善が確認され、プラセボ群に対し有意差あり  
   - '''結果:''' 心拍数を有意に低下（p<0.05）  


- '''ONO-1078-41試験（国内第III相試験）'''   
- '''ONO-1101-02試験（国内第III相試験）'''   
   - '''対象:''' 小児アレルギー性鼻炎患者  
   - '''対象:''' 手術後の頻脈性不整脈患者  
   - '''結果:''' 鼻症状（鼻閉・鼻汁・くしゃみ）の改善が確認  
   - '''結果:''' 心拍数制御率が向上（p<0.05）  


== '''効能・用法''' ==
== '''効能・用法''' ==
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'''適応症:'''   
'''適応症:'''   


- '''気管支喘息'''   
- '''手術時および手術後の頻脈性不整脈（心房細動、心房粗動、洞性頻脈）'''   
- '''アレルギー性鼻炎'''   
 
- '''心機能低下例における頻脈性不整脈（心房細動、心房粗動）''' 
 
- '''敗血症に伴う頻脈性不整脈（心房細動、心房粗動、洞性頻脈）'''   


'''用法・用量:'''   
'''用法・用量:'''   


- '''通常、小児にはプランルカスト水和物として1日7mg/kgを2回に分けて経口投与。最大10mg/kg/日。'''   
- '''通常、成人にはランジオロール塩酸塩として初期負荷投与0.125mg/kgを静脈投与後、維持投与として1.0-10.0μg/kg/分の速度で持続点滴。'''   


== '''副作用とその管理''' ==
== '''副作用とその管理''' ==
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'''重大な副作用:'''   
'''重大な副作用:'''   


- '''ショック, アナフィラキシー, 白血球減少, 肝機能障害, 横紋筋融解症, 間質性肺炎'''   
- '''ショック, 心停止, 完全房室ブロック, 洞停止, 高度徐脈, 心不全, 血圧低下'''   


== '''相互作用情報''' ==
== '''相互作用情報''' ==
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'''併用注意:'''   
'''併用注意:'''   


- '''他の抗アレルギー薬:''' 相互作用の可能性あり  
- '''他のβ遮断薬:''' 併用により過度の心機能抑制のリスク 
 
- '''カルシウム拮抗薬（ベラパミル等）:''' 心機能抑制作用が増強する可能性  


== '''緊急時対応''' ==
== '''緊急時対応''' ==


'''アナフィラキシー発現時の対応フロー:''' 
'''過量投与時の管理:'''   
 
1. '''症状の評価'''（呼吸困難、血圧低下、意識障害などを確認） 
2. '''アドレナリン筋注'''（0.3mg, 小児は体重に応じた量を投与） 
3. '''酸素投与・輸液開始'''（必要に応じて酸素マスク、輸液開始） 
4. '''ステロイド・抗ヒスタミン薬投与'''（ヒドロコルチゾン・ジフェンヒドラミン等） 
5. '''循環動態のモニタリング'''（血圧・心拍数を定期的にチェック） 
6. '''必要に応じて入院・集中治療''' 
 
'''その他の緊急対応:'''   


- '''白血球減少が確認された場合:''' 血液検査を実施し、感染症リスクに応じた対応を行う。 
- '''対症療法を実施し、心電図モニタリングを推奨。必要に応じてアトロピン、グルカゴンの投与を検討。'''   
- '''肝機能障害発現時:''' 速やかに投薬中止し、肝機能検査を行う。重症例では入院管理を検討。  


== '''FAQ（よくある質問）''' ==
== '''FAQ（よくある質問）''' ==
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'''Q1. どのような患者に適していますか？'''   
'''Q1. どのような患者に適していますか？'''   


A1. '''小児の気管支喘息やアレルギー性鼻炎の患者に適応される。'''   
A1. '''手術時・術後の頻脈性不整脈患者、心機能低下例、敗血症に伴う頻脈性不整脈患者に適応される。'''   


'''Q2. 投与時の注意点は？'''   
'''Q2. 投与時の注意点は？'''   


A2. '''用時懸濁し、服用後は速やかに使用すること。'''   
A2. '''過度な血圧低下を避けるため、投与速度を調整しながら慎重に使用すること。'''   


'''Q3. 他のロイコトリエン受容体拮抗薬との違いは？'''   
'''Q3. 他の抗不整脈薬との違いは？'''   


A3. '''小児適応があり、アレルギー性鼻炎にも使用可能な点が特徴。'''   
A3. '''短時間作用型であり、投与中止後速やかに効果が消失する点が特徴。心機能低下例にも使用可能。'''   


'''製品ページ'''   
'''製品ページ'''   


[オノンドライシロップ製品情報](https://www.ononavi1717.jp/products/onon)
[オノアクト製品情報](https://www.ononavi1717.jp/products/onoact)

2025年3月2日 (日) 19:39時点における版



基本情報

販売名: オノアクト点滴静注用50mg, オノアクト点滴静注用150mg

一般名: ランジオロール塩酸塩（Landiolol Hydrochloride）

製造販売元: 小野薬品工業株式会社

薬効分類: 抗不整脈薬（短時間作用型β1遮断剤）

規制区分: 劇薬、処方箋医薬品

オノアクト点滴静注用 50mg オノアクト点滴静注用 150mg

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- ONO-1101-01試験（国内第III相試験） 

 - 対象: 手術時の頻脈性不整脈患者  
 - 結果: 心拍数を有意に低下（p<0.05）

- ONO-1101-02試験（国内第III相試験） 

 - 対象: 手術後の頻脈性不整脈患者  
 - 結果: 心拍数制御率が向上（p<0.05）

効能・用法

適応症:

- 手術時および手術後の頻脈性不整脈（心房細動、心房粗動、洞性頻脈）

- 心機能低下例における頻脈性不整脈（心房細動、心房粗動）

- 敗血症に伴う頻脈性不整脈（心房細動、心房粗動、洞性頻脈）

用法・用量:

- 通常、成人にはランジオロール塩酸塩として初期負荷投与0.125mg/kgを静脈投与後、維持投与として1.0-10.0μg/kg/分の速度で持続点滴。

副作用とその管理

重大な副作用:

- ショック, 心停止, 完全房室ブロック, 洞停止, 高度徐脈, 心不全, 血圧低下

相互作用情報

併用禁忌:

- 特になし

併用注意:

- 他のβ遮断薬: 併用により過度の心機能抑制のリスク

- カルシウム拮抗薬（ベラパミル等）: 心機能抑制作用が増強する可能性

緊急時対応

過量投与時の管理:

- 対症療法を実施し、心電図モニタリングを推奨。必要に応じてアトロピン、グルカゴンの投与を検討。

FAQ（よくある質問）

Q1. どのような患者に適していますか？

A1. 手術時・術後の頻脈性不整脈患者、心機能低下例、敗血症に伴う頻脈性不整脈患者に適応される。

Q2. 投与時の注意点は？

A2. 過度な血圧低下を避けるため、投与速度を調整しながら慎重に使用すること。

Q3. 他の抗不整脈薬との違いは？

A3. 短時間作用型であり、投与中止後速やかに効果が消失する点が特徴。心機能低下例にも使用可能。

製品ページ

[オノアクト製品情報](https://www.ononavi1717.jp/products/onoact)

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