「ロケルマ懸濁用散分包5g, 10g」の版間の差分

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ページの作成:「Category:D10727 ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物 (JAN) {{#set: | 販売名 = ロケルマ懸濁用散分包5g, ロケルマ懸濁用散分包10g | 一般名 = ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物(Sodium Zirconium Cyclosilicate Hydrate) | 製造販売元 = アストラゼネカ株式会社 | 薬効分類 = 高カリウム血症改善剤 | 規制区分 = 処方箋医薬品 | 承認年月日 = 2020年3月25…」
 
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- '''通常、成人には、開始用量として1回10gを水に懸濁し1日3回、2日間経口投与'''   
- '''通常、成人には、開始用量として1回10gを水に懸濁し1日3回、2日間経口投与'''   
- '''維持療法として1回5gを水に懸濁し1日1回経口投与(最高15g/日)'''   
- '''維持療法として1回5gを水に懸濁し1日1回経口投与(最高15g/日)'''   
- '''血液透析施行中の患者には非透析日に5g/日(最高15g/日)投与'''   
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- '''低カリウム血症:''' 11.5%   
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- '''うっ血性心不全:''' 0.5%   
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- '''浮腫:''' 10%未満   
- '''浮腫:''' 10%未満   
- '''便秘:''' 10%未満   
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'''Q1. ロケルマはどのような患者に適していますか?'''   
'''Q1. ロケルマはどのような患者に適していますか?'''   
A1. '''高カリウム血症の補正および維持療法として適応される。'''   
A1. '''高カリウム血症の補正および維持療法として適応される。'''   


'''Q2. 服用時の注意点は?'''   
'''Q2. 服用時の注意点は?'''   
A2. '''食事と一緒に服用可能だが、他の薬剤との間隔を2時間以上空けることが推奨される。'''   
A2. '''食事と一緒に服用可能だが、他の薬剤との間隔を2時間以上空けることが推奨される。'''   


'''Q3. 他のカリウム吸着薬との違いは?'''   
'''Q3. 他のカリウム吸着薬との違いは?'''   
A3. '''選択的にカリウムを吸着し、迅速かつ持続的に血清カリウムを低下させる。'''   
A3. '''選択的にカリウムを吸着し、迅速かつ持続的に血清カリウムを低下させる。'''   


'''製品ページ'''   
'''製品ページ'''   
[ロケルマ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/LOK.html)
[ロケルマ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/LOK.html)

2025年2月28日 (金) 22:42時点における版



基本情報

販売名: ロケルマ懸濁用散分包5g, ロケルマ懸濁用散分包10g

一般名: ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物(Sodium Zirconium Cyclosilicate Hydrate)

製造販売元: アストラゼネカ株式会社

薬効分類: 高カリウム血症改善剤

規制区分: 処方箋医薬品

ロケルマ懸濁用散分包5g ロケルマ懸濁用散分包10g

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- HARMONIZE Global試験(国際共同第III相試験)

 - 対象: 高カリウム血症患者(n=267)  
 - 結果: 投与後48時間で89.1%の患者が正常血清カリウム値(3.5-5.0mmol/L)に達した  

- DIALIZE試験(国際共同第III相試験)

 - 対象: 血液透析患者(n=196)  
 - 結果: 透析前の血清カリウム値4.0-5.0mmol/Lを維持できた患者割合が41.2%(プラセボ群1.0%)  

効能・用法

適応症:

- 高カリウム血症

用法・用量:

- 通常、成人には、開始用量として1回10gを水に懸濁し1日3回、2日間経口投与

- 維持療法として1回5gを水に懸濁し1日1回経口投与(最高15g/日)

- 血液透析施行中の患者には非透析日に5g/日(最高15g/日)投与

副作用とその管理

重大な副作用と発生頻度:

- 低カリウム血症: 11.5%

- うっ血性心不全: 0.5%

その他の副作用:

- 浮腫: 10%未満

- 便秘: 10%未満

相互作用情報

併用禁忌:

- 特になし

併用注意:

- 酸性薬物(フルコナゾール、クロピドグレル等): 吸収遅延の可能性あり

緊急時対応

低カリウム血症発生時の管理:

- 血清カリウム値をモニタリングし、必要に応じて補正

うっ血性心不全発生時の管理:

- 症状に応じて投与量調整または中止を検討

FAQ(よくある質問)

Q1. ロケルマはどのような患者に適していますか?

A1. 高カリウム血症の補正および維持療法として適応される。

Q2. 服用時の注意点は?

A2. 食事と一緒に服用可能だが、他の薬剤との間隔を2時間以上空けることが推奨される。

Q3. 他のカリウム吸着薬との違いは?

A3. 選択的にカリウムを吸着し、迅速かつ持続的に血清カリウムを低下させる。

製品ページ

[ロケルマ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/LOK.html)