「フォシーガ錠5mg, 10mg」の版間の差分
Kento.takamatsu (トーク | 投稿記録) ページの作成:「Category:D09763 ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物 (JAN); ダパグリフロジンプロパンジオール {{#set: | 販売名 = フォシーガ錠5mg, フォシーガ錠10mg | 一般名 = ダパグリフロジン(Dapagliflozin) | 製造販売元 = アストラゼネカ株式会社 | 販売提携 = 小野薬品工業株式会社 | 薬効分類 = SGLT2阻害剤 | 規制区分 = 処方箋医薬品 | 承認年月日 = 2014年3月24…」 |
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'''Q2. 服用時の注意点は?''' | '''Q2. 服用時の注意点は?''' | ||
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A3. '''慢性心不全・慢性腎臓病にも適応があり、心血管リスク低減効果が認められている。''' | A3. '''慢性心不全・慢性腎臓病にも適応があり、心血管リスク低減効果が認められている。''' | ||
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[フォシーガ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/FXG.html) | [フォシーガ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/FXG.html) |
2025年2月28日 (金) 18:12時点における版
基本情報
販売名: フォシーガ錠5mg, フォシーガ錠10mg
一般名: ダパグリフロジン(Dapagliflozin)
製造販売元: アストラゼネカ株式会社
販売提携: 小野薬品工業株式会社
薬効分類: SGLT2阻害剤
規制区分: 処方箋医薬品


クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- DECLARE-TIMI 58試験(国際共同第III相試験)
- 対象: 2型糖尿病患者(n=17,160) - 結果: 心血管系イベントの発生率がプラセボ群と比較して有意に低下(p<0.001) - 安全性: 主な副作用は尿路感染症、性器感染症
- DAPA-HF試験(心不全患者対象国際共同第III相試験)
- 対象: HFrEF(左室駆出率低下心不全)患者 - 結果: 主要評価項目(心血管死または心不全増悪)が有意に改善
効能・用法
適応症:
- 2型糖尿病
- 慢性心不全(標準治療を受けている患者に限る)
- 慢性腎臓病(末期腎不全または透析中の患者を除く)
用法・用量:
- 通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与
- 効果不十分な場合は10mgに増量可
- 慢性心不全・慢性腎臓病では10mgを1日1回経口投与
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- 尿路感染症: 1.5%
- 性器感染症: 2%
- 脱水: 1%
- ケトアシドーシス: 0.1%未満
その他の副作用:
- 口渇: 1%未満
- 頻尿: 1%未満
- 便秘: 1%未満
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- インスリン・SU剤: 低血糖リスク増加
- 利尿剤: 体液量減少のリスク増加
緊急時対応
ケトアシドーシス発生時の管理:
- 直ちに投与を中止し、血糖・ケトン体を確認しながら適切な補正療法を実施
尿路感染症・性器感染症発生時の管理:
- 抗菌薬治療を検討
FAQ(よくある質問)
Q1. フォシーガはどのような患者に適していますか?
A1. 2型糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病の治療に適応される。
Q2. 服用時の注意点は?
A2. 脱水や低血糖に注意し、適切な水分補給を心がけること。
Q3. 他のSGLT2阻害剤との違いは?
A3. 慢性心不全・慢性腎臓病にも適応があり、心血管リスク低減効果が認められている。
製品ページ [フォシーガ製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/FXG.html)