「リュープリンSR注射用キット 11.25mg・PRO注射用キット 22.5mg」の版間の差分
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2025年2月22日 (土) 13:02時点における版
基本情報
販売名: レベスティブ皮下注用 3.8mg・0.95mg
一般名: テデュグルチド(遺伝子組換え) (Teduglutide (Genetical Recombination))
製造販売元: 武田薬品工業株式会社
薬効分類: GLP-2アナログ(短腸症候群治療薬)
規制区分: 劇薬, 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験: - 国内第III相試験
- 対象: 短腸症候群(SBS)患者 - 主要評価項目: 週間経静脈サポート(PS)量の減少率 - 結果: 24週時点でPS量が20%以上減少した患者割合がプラセボ群より有意に高かった
- 海外第III相試験
- 対象: 小児SBS患者 - 主要評価項目: 週間PS量の減少および腸管適応の促進 - 結果: 96%以上の患者でPS量の減少が確認
効能・用法
適応症: - 短腸症候群(SBS)
用法・用量: - 通常、成人には1日1回0.05mg/kgを皮下投与 - 小児には1日1回0.05mg/kgを皮下投与 - 中等度以上の腎機能障害(クレアチニンクリアランス50mL/min未満)を有する患者には0.025mg/kgに減量
特記事項: - 投与期間: 長期間の使用可(定期的に有効性を評価)
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度: - 腸ポリープ(1.2%) - 腸閉塞(2.1%) - 胆嚢・胆道障害(1.0%) - 膵疾患(0.8%) - 体液貯留(3.5%)
その他の副作用: - 腹痛(15%) - 注射部位反応(10%) - 消化管ストーマ合併症(5%) - 倦怠感(3%)
相互作用情報
併用禁忌: - 該当なし
併用注意: - 経口薬(特に狭い治療域の薬剤) → 吸収促進の可能性 - 利尿薬 → 体液貯留リスク増加の可能性
緊急時対応
副作用管理フロー: - 腸閉塞: 直ちに投与中止、消化器科医と相談 - 胆嚢・胆道障害: 画像検査を実施し、必要に応じて胆道ドレナージを検討 - アナフィラキシー: 直ちに投与中止、アドレナリン投与
FAQ(よくある質問)
Q1. どのような患者がこの薬を使用するべきか? A1. 経静脈栄養が必要な短腸症候群(SBS)患者で、腸管適応を促進するために使用。
Q2. 妊婦への投与は可能か? A2. 妊娠中の安全性データが不足しているため、慎重に投与を検討。
Q3. 保存方法は? A3. 冷所(2~8℃)保存。調製後は速やかに使用。
インタビューフォーム https://www.takedamed.com/medicine/detail?medicine_id=565