「ゾラデックスLA10.8mgデポ」の版間の差分

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ページの作成:「Category:D00573 ゴセレリン酢酸塩 (JP18) {{#set: | 販売名 = ゾラデックスLA10.8mgデポ | 一般名 = ゴセレリン酢酸塩(Goserelin Acetate) | 製造販売元 = アストラゼネカ株式会社 | 薬効分類 = LH-RHアゴニスト | 規制区分 = 劇薬、処方箋医薬品 | 承認年月日 = 2002年1月17日 | 薬価基準収載日 = 2002年4月26日 | 販売開始日 = 2002年4月26日 | 規格・含量 = 1筒中 ゴセレリン 10…」
 
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- '''前立腺癌'''   
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- '''閉経前乳癌'''   
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- '''通常、成人にはゴセレリンとして10.8mgを12~13週ごとに1回皮下投与'''   
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- '''投与部位は前腹部とし、専用注射器を使用'''   
- '''投与部位は前腹部とし、専用注射器を使用'''   


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- '''アナフィラキシー:''' 頻度不明   
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- '''間質性肺炎:''' 頻度不明   
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- '''肝機能障害:''' 1%未満   
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- '''血栓塞栓症:''' 頻度不明   
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- '''ほてり:''' 38.3%   
- '''ほてり:''' 38.3%   
- '''頭痛:''' 6.2%   
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- '''関節痛:''' 5.8%   
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- '''無月経:''' 5.3%   
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- '''ホルモン製剤:''' ゴセレリンの効果を減弱する可能性がある   
- '''ホルモン製剤:''' ゴセレリンの効果を減弱する可能性がある   
- '''抗凝固剤:''' 血栓塞栓リスクがあるため慎重投与   
- '''抗凝固剤:''' 血栓塞栓リスクがあるため慎重投与   



2025年2月28日 (金) 16:05時点における版



基本情報

販売名: ゾラデックスLA10.8mgデポ

一般名: ゴセレリン酢酸塩(Goserelin Acetate)

製造販売元: アストラゼネカ株式会社

薬効分類: LH-RHアゴニスト

規制区分: 劇薬、処方箋医薬品

ゾラデックスLA10.8mgデポ

クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- 国内第II相試験

 - 対象: 前立腺癌および閉経前乳癌患者  
 - 結果: ゴナドトロピン抑制効果が確認され、疾患の進行を有意に抑制  
 - 安全性: 主な副作用はほてり(38.3%)、頭痛(6.2%)、関節痛(5.8%)  

- 国際共同第III相試験

 - 対象: 閉経前乳癌患者  
 - 結果: 24週時点の無増悪生存率がゾラデックス3.6mgと同等  

効能・用法

適応症:

- 前立腺癌

- 閉経前乳癌

用法・用量:

- 通常、成人にはゴセレリンとして10.8mgを12~13週ごとに1回皮下投与

- 投与部位は前腹部とし、専用注射器を使用

副作用とその管理

重大な副作用と発生頻度:

- アナフィラキシー: 頻度不明

- 間質性肺炎: 頻度不明

- 肝機能障害: 1%未満

- 血栓塞栓症: 頻度不明

その他の副作用:

- ほてり: 38.3%

- 頭痛: 6.2%

- 関節痛: 5.8%

- 無月経: 5.3%

相互作用情報

併用禁忌:

- 特になし

併用注意:

- ホルモン製剤: ゴセレリンの効果を減弱する可能性がある

- 抗凝固剤: 血栓塞栓リスクがあるため慎重投与

緊急時対応

アナフィラキシー発生時の管理:

- 直ちに投与を中止し、適切な救急処置(アドレナリン投与等)を実施

血栓塞栓症発生時の管理:

- 適切な抗凝固療法を考慮

注射部位反応の管理:

- 軽度の場合は冷却や抗ヒスタミン剤の投与を検討

FAQ(よくある質問)

Q1. ゾラデックスLAはどのような患者に適していますか?

A1. 前立腺癌および閉経前乳癌の治療が必要な患者が対象。

Q2. 服用時の注意点は?

A2. ほてりや性欲減退などの副作用が発生する可能性があるため、事前に医師と相談。

Q3. 他のホルモン療法と併用できるか?

A3. タモキシフェンなどの抗エストロゲン剤との併用は可能だが、医師の指示に従うこと。

製品ページ

[ゾラデックスLA製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/ZOL.html)