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| 薬効分類 = 持続性カルシウム拮抗薬
| 薬効分類 = 持続性カルシウム拮抗薬
| 規制区分 = 劇薬、処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)
| 規制区分 = 劇薬、処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)
| 承認年月日_錠2.5mg_5mg = 1993年10月1日
| 承認年月日_錠2,5mg_5mg = 1993年10月1日
| 承認年月日_錠10mg = 2010年7月15日
| 承認年月日_錠10mg = 2010年7月15日
| 承認年月日_OD錠2.5mg_5mg = 2008年2月14日
| 承認年月日_OD錠2,5mg_5mg = 2008年2月14日
| 承認年月日_OD錠10mg = 2010年7月15日
| 承認年月日_OD錠10mg = 2010年7月15日
| 薬価基準収載日_錠2.5mg_5mg = 1993年11月26日
| 薬価基準収載日_錠2,5mg_5mg = 1993年11月26日
| 薬価基準収載日_錠10mg = 2010年11月19日
| 薬価基準収載日_錠10mg = 2010年11月19日
| 薬価基準収載日_OD錠2.5mg_5mg = 2008年7月4日
| 薬価基準収載日_OD錠2,5mg_5mg = 2008年7月4日
| 薬価基準収載日_OD錠10mg = 2010年11月19日
| 薬価基準収載日_OD錠10mg = 2010年11月19日
| 発売日_錠2.5mg_5mg = 1993年12月3日
| 発売日_錠2,5mg_5mg = 1993年12月3日
| 発売日_錠10mg = 2010年12月14日
| 発売日_錠10mg = 2010年12月14日
| 発売日_OD錠2.5mg_5mg = 2008年7月4日
| 発売日_OD錠2,5mg_5mg = 2008年7月4日
| 発売日_OD錠10mg = 2010年12月14日
| 発売日_OD錠10mg = 2010年12月14日
| 規格・含量_錠2.5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 3.47mg(アムロジピンとして2.5mg)
| 規格・含量_錠2,5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 3.47mg(アムロジピンとして2.5mg)
| 規格・含量_錠5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 6.93mg(アムロジピンとして5mg)
| 規格・含量_錠5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 6.93mg(アムロジピンとして5mg)
| 規格・含量_錠10mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 13.87mg(アムロジピンとして10mg)
| 規格・含量_錠10mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 13.87mg(アムロジピンとして10mg)
| 規格・含量_OD錠2.5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 3.47mg(アムロジピンとして2.5mg)
| 規格・含量_OD錠2,5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 3.47mg(アムロジピンとして2.5mg)
| 規格・含量_OD錠5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 6.93mg(アムロジピンとして5mg)
| 規格・含量_OD錠5mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 6.93mg(アムロジピンとして5mg)
| 規格・含量_OD錠10mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 13.87mg(アムロジピンとして10mg)
| 規格・含量_OD錠10mg = 1錠中 アムロジピンベシル酸塩 13.87mg(アムロジピンとして10mg)
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'''規制区分:''' 劇薬、処方箋医薬品   
'''規制区分:''' 劇薬、処方箋医薬品   


== '''クリニカルエビデンス''' ==
== '''クリニカルエビデンス''' ==


'''主要臨床試験:'''
'''主要臨床試験:'''
- '''PREVENT試験''':アムロジピン5~10mg/日を冠動脈疾患患者に投与し、心筋虚血イベントの減少を確認   
- '''PREVENT試験''':アムロジピン5~10mg/日を冠動脈疾患患者に投与し、心筋虚血イベントの減少を確認   
- '''VALUE試験''':高血圧患者における降圧効果を示し、心血管イベントリスクを低減   
- '''VALUE試験''':高血圧患者における降圧効果を示し、心血管イベントリスクを低減   


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'''適応症:'''   
'''適応症:'''   
- '''高血圧症'''   
- '''高血圧症'''   
- '''狭心症(安定狭心症、異型狭心症)'''   
- '''狭心症(安定狭心症、異型狭心症)'''   


'''用法・用量:'''   
'''用法・用量:'''   
- '''成人:''' 通常、1日1回2.5~5mgを経口投与。必要に応じて最大10mgまで増量可   
- '''成人:''' 通常、1日1回2.5~5mgを経口投与。必要に応じて最大10mgまで増量可   
- '''高齢者:''' 2.5mgから開始し、忍容性を確認しながら増量   
- '''高齢者:''' 2.5mgから開始し、忍容性を確認しながら増量   
- '''腎機能障害患者:''' 用量調整不要   
- '''腎機能障害患者:''' 用量調整不要   
- '''肝機能障害患者:''' 軽度の場合は通常量投与可能、中等度~重度では慎重投与   
- '''肝機能障害患者:''' 軽度の場合は通常量投与可能、中等度~重度では慎重投与   


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'''重大な副作用と発生頻度:'''
'''重大な副作用と発生頻度:'''
- '''浮腫(3.5%)''' → 足のむくみが強い場合は用量調整を検討   
- '''浮腫(3.5%)''' → 足のむくみが強い場合は用量調整を検討   
- '''低血圧(1.2%)''' → 立ちくらみやめまいが発現した場合、投与量の調整を考慮   
- '''低血圧(1.2%)''' → 立ちくらみやめまいが発現した場合、投与量の調整を考慮   
- '''肝機能障害(0.3%)''' → ALT・AST値の定期的なモニタリング推奨   
- '''肝機能障害(0.3%)''' → ALT・AST値の定期的なモニタリング推奨   


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'''併用禁忌:'''
'''併用禁忌:'''
- '''特になし'''   
- '''特になし'''   


'''併用注意:'''
'''併用注意:'''
- '''シメチジン''' → アムロジピンの血中濃度上昇の可能性   
- '''シメチジン''' → アムロジピンの血中濃度上昇の可能性   
- '''スタチン系薬(アトルバスタチンなど)''' → 肝代謝酵素を競合し血中濃度上昇の可能性   
- '''スタチン系薬(アトルバスタチンなど)''' → 肝代謝酵素を競合し血中濃度上昇の可能性   


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'''副作用管理フロー:'''
'''副作用管理フロー:'''
- '''重度低血圧(収縮期BP <90mmHg)''' → 足を高くして点滴補液、場合により昇圧剤使用   
- '''重度低血圧(収縮期BP <90mmHg)''' → 足を高くして点滴補液、場合により昇圧剤使用   
- '''急性肝障害の疑い''' → 投与中止し肝酵素の変動をモニタリング   
- '''急性肝障害の疑い''' → 投与中止し肝酵素の変動をモニタリング   
- '''アナフィラキシー(極めてまれ)''' → アドレナリン筋注 + 抗ヒスタミン薬投与   
- '''アナフィラキシー(極めてまれ)''' → アドレナリン筋注 + 抗ヒスタミン薬投与   


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'''Q1. 高齢者の投与量は?'''   
'''Q1. 高齢者の投与量は?'''   
A1. '''通常2.5mgから開始し、忍容性を確認しながら増量'''。高齢者では降圧作用が強く出る可能性あり。   
A1. '''通常2.5mgから開始し、忍容性を確認しながら増量'''。高齢者では降圧作用が強く出る可能性あり。   


'''Q2. 腎機能低下時の投与可否は?'''   
'''Q2. 腎機能低下時の投与可否は?'''   
A2. '''腎機能障害の程度にかかわらず用量調整不要'''。   
A2. '''腎機能障害の程度にかかわらず用量調整不要'''。   


'''Q3. 効果が出るまでの時間は?'''   
'''Q3. 効果が出るまでの時間は?'''   
A3. '''服用後6~8時間で最大効果が得られ、24時間持続'''。   
A3. '''服用後6~8時間で最大効果が得られ、24時間持続'''。   


'''インタビューフォーム'''   
'''インタビューフォーム'''   
https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/detail/assetfile/Norvasc_Tab_OD_Tab_IF.pdf
https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/detail/assetfile/Norvasc_Tab_OD_Tab_IF.pdf

2025年3月19日 (水) 11:41時点における最新版



基本情報

販売名: ノルバスク錠 2.5mg・5mg・10mg・ノルバスクOD錠 2.5mg・5mg・10mg

一般名: アムロジピンベシル酸塩 (Amlodipine Besilate)

製造販売元: ヴィアトリス製薬合同会社

薬効分類: 持続性カルシウム拮抗薬

規制区分: 劇薬、処方箋医薬品


クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- PREVENT試験:アムロジピン5~10mg/日を冠動脈疾患患者に投与し、心筋虚血イベントの減少を確認

- VALUE試験:高血圧患者における降圧効果を示し、心血管イベントリスクを低減

効能・用法

適応症:

- 高血圧症

- 狭心症(安定狭心症、異型狭心症)

用法・用量:

- 成人: 通常、1日1回2.5~5mgを経口投与。必要に応じて最大10mgまで増量可

- 高齢者: 2.5mgから開始し、忍容性を確認しながら増量

- 腎機能障害患者: 用量調整不要

- 肝機能障害患者: 軽度の場合は通常量投与可能、中等度~重度では慎重投与

副作用とその管理

重大な副作用と発生頻度:

- 浮腫(3.5%) → 足のむくみが強い場合は用量調整を検討

- 低血圧(1.2%) → 立ちくらみやめまいが発現した場合、投与量の調整を考慮

- 肝機能障害(0.3%) → ALT・AST値の定期的なモニタリング推奨

相互作用情報

併用禁忌:

- 特になし

併用注意:

- シメチジン → アムロジピンの血中濃度上昇の可能性

- スタチン系薬(アトルバスタチンなど) → 肝代謝酵素を競合し血中濃度上昇の可能性

緊急時対応

副作用管理フロー:

- 重度低血圧(収縮期BP <90mmHg) → 足を高くして点滴補液、場合により昇圧剤使用

- 急性肝障害の疑い → 投与中止し肝酵素の変動をモニタリング

- アナフィラキシー(極めてまれ) → アドレナリン筋注 + 抗ヒスタミン薬投与

FAQ(よくある質問)

Q1. 高齢者の投与量は?

A1. 通常2.5mgから開始し、忍容性を確認しながら増量。高齢者では降圧作用が強く出る可能性あり。

Q2. 腎機能低下時の投与可否は?

A2. 腎機能障害の程度にかかわらず用量調整不要

Q3. 効果が出るまでの時間は?

A3. 服用後6~8時間で最大効果が得られ、24時間持続

インタビューフォーム

https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/detail/assetfile/Norvasc_Tab_OD_Tab_IF.pdf