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| 販売名 = リリカカプセル 25mg・75mg・150mg / リリカOD錠 25mg・75mg・150mg
| 販売名 = リリカカプセル 25mg・75mg・150mg・リリカOD錠 25mg・75mg・150mg
| 一般名 = プレガバリン (Pregabalin)
| 一般名 = プレガバリン (Pregabalin)
| 製造販売元 = ヴィアトリス製薬合同会社
| 製造販売元 = ヴィアトリス製薬合同会社
| 薬効分類 = 神経障害性疼痛治療剤
| 販売提携 = 該当なし
| 薬効分類 = 神経障害性疼痛治療剤・抗てんかん薬
| 規制区分 = 処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)
| 規制区分 = 処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)
| 規格・含量 =  
| 承認年月日 = 2010年4月16日
  - リリカカプセル 25mg:1カプセル中プレガバリン 25mg
| 薬価基準収載日 = 2010年6月11日
  - リリカカプセル 75mg:1カプセル中プレガバリン 75mg
| 発売日 = 2010年6月22日
  - リリカカプセル 150mg:1カプセル中プレガバリン 150mg
| 規格・含量_カプセル25mg = 1カプセル中 プレガバリン 25.00mg
  - リリカOD錠 25mg:1錠中プレガバリン 25mg
| 規格・含量_カプセル75mg = 1カプセル中 プレガバリン 75.00mg
  - リリカOD錠 75mg:1錠中プレガバリン 75mg
| 規格・含量_カプセル150mg = 1カプセル中 プレガバリン 150.00mg
  - リリカOD錠 150mg:1錠中プレガバリン 150mg
| 規格・含量_OD錠25mg = 1錠中 プレガバリン 25.00mg
| 承認年月日 = 2010年4月16日(カプセル)、2017年2月17日(OD錠)
| 規格・含量_OD錠75mg = 1錠中 プレガバリン 75.00mg
| 薬価基準収載日 = 2010年6月11日(カプセル)、2017年5月31日(OD錠)
| 規格・含量_OD錠150mg = 1錠中 プレガバリン 150.00mg
| 発売日 = 2010年6月22日(カプセル)、2017年6月8日(OD錠)
| CAS登録番号 = 148553-50-8
| 化学式 = C8H17NO2
| 分子量 = 159.23
}}
}}


== '''基本情報''' ==
== '''基本情報''' ==


'''販売名:''' リリカカプセル 25mg・75mg・150mg / リリカOD錠 25mg・75mg・150mg   
'''販売名:''' リリカカプセル 25mg・75mg・150mg・リリカOD錠 25mg・75mg・150mg   


'''一般名:''' プレガバリン (Pregabalin)   
'''一般名:''' プレガバリン (Pregabalin)   
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'''製造販売元:''' ヴィアトリス製薬合同会社   
'''製造販売元:''' ヴィアトリス製薬合同会社   


'''薬効分類:''' 神経障害性疼痛治療剤  
'''薬効分類:''' 神経障害性疼痛治療剤・抗てんかん薬  


'''規制区分:''' 処方箋医薬品(注意-医師等の処方箋により使用すること)  
'''規制区分:''' 処方箋医薬品  


'''規格・含量:''' 
- リリカカプセル 25mg:1カプセル中プレガバリン 25mg 
- リリカカプセル 75mg:1カプセル中プレガバリン 75mg 
- リリカカプセル 150mg:1カプセル中プレガバリン 150mg 
- リリカOD錠 25mg:1錠中プレガバリン 25mg 
- リリカOD錠 75mg:1錠中プレガバリン 75mg 
- リリカOD錠 150mg:1錠中プレガバリン 150mg 


'''承認年月日:''' 2010年4月16日(カプセル)、2017年2月17日(OD錠) 


'''薬価基準収載日:''' 2010年6月11日(カプセル)、2017年5月31日(OD錠) 
== '''クリニカルエビデンス''' ==


'''発売日:''' 2010年6月22日(カプセル)、2017年6月8日(OD錠) 
'''主要臨床試験:'''


'''化学式:''' C8H17NO2  
- '''PRECISE試験''': 帯状疱疹後神経痛患者において有効性を確認  


'''分子量:''' 159.23  
- '''DPNP試験''': 糖尿病性末梢神経障害性疼痛に対する有効性を証明 
 
- '''FMS試験''': 線維筋痛症患者において疼痛の改善効果を確認  


== '''効能・用法''' ==
== '''効能・用法''' ==


'''効能・効果:'''   
'''適応症:''' 
 
- '''神経障害性疼痛(末梢性・中枢性)''' 
 
- '''線維筋痛症に伴う疼痛'''   


- 神経障害性疼痛 
- '''てんかん(部分発作の補助療法)'''  
- 線維筋痛症に伴う疼痛  


'''用法・用量:'''   
'''用法・用量:'''   


- 神経障害性疼痛: 初期用量として1日150mgを1日2回に分けて経口投与。その後1週間以上かけて1日用量300mgまで増量可能。最大600mg/日まで  
- '''神経障害性疼痛・線維筋痛症:''' 初期用量150mg/日を2回に分けて投与し、1週間以上かけて300mg/日まで増量可能(最大600mg/日) 
- 線維筋痛症: 初期用量として1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、1週間以上かけて300mgまで増量。その後、300~450mgで維持。最大450mg/日まで  
 
- '''てんかん:''' 初期用量150mg/日を2回に分けて投与し、最大600mg/日まで増量可能 
 
'''腎機能低下時の用量調整:'''
 
- '''eGFR 30-60 mL/min:''' 150mg/日以下  
 
- '''eGFR 15-30 mL/min:''' 75mg/日以下  
 
- '''透析患者:''' 透析後に追加投与(25-50mg) 
 
== '''副作用とその管理''' ==
 
'''重大な副作用と発生頻度:'''
 
- '''浮動性めまい(23.4%)''' → 初期用量を低くして投与 
 
- '''傾眠(15.9%)''' → 服用時間の調整を検討 
 
- '''横紋筋融解症(0.1%未満)''' → CK上昇・筋肉痛出現時は直ちに投与中止 
 
== '''相互作用情報''' ==
 
'''併用禁忌:'''


== '''安全性情報''' ==
- '''該当なし'''


'''禁忌:'''
'''併用注意:'''


- 本剤成分に対する過敏症のある患者  
- '''CNS抑制薬(ベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系)''' → 傾眠・めまい増強の可能性  


'''副作用:'''   
- '''利尿薬(フロセミド)''' → 低カリウム血症リスク上昇  


- '''重大な副作用:''' 傾眠, めまい, 意識消失, 肝機能障害, 横紋筋融解症, 心不全 
== '''緊急時対応''' ==
- '''その他の副作用:''' 浮腫, 体重増加, 頭痛, 倦怠感, 悪心 


'''相互作用:'''
'''副作用管理フロー:'''


- '''中枢神経抑制剤(アルコール、ベンゾジアゼピン系薬):''' 相互作用により鎮静作用が増強する可能性あり  
- '''過量投与時(意識障害・呼吸抑制)''' → 気道確保、人工呼吸管理を考慮  


== '''薬物動態''' ==
- '''アナフィラキシー(血圧低下・呼吸困難)''' → アドレナリン筋注、抗ヒスタミン薬投与 


'''吸収・分布:'''
- '''低血糖発作(併用薬の影響)''' → 糖分投与と血糖モニタリング  
- 最高血中濃度到達時間: 約1時間 
- 血漿蛋白結合率: 約0%  


'''代謝・排泄:'''
== '''FAQ(よくある質問)''' ==
- 腎排泄(未変化体として約98%尿中排泄) 


== '''管理情報''' ==
'''Q1. 服用タイミングは?'''


'''規制区分:'''
A1. '''通常、1日2回、食事の有無に関わらず服用可能'''。ただし、眠気が強い場合は就寝前の服用を推奨。  
- 処方箋医薬品  


'''貯法・保存条件:'''
'''Q2. 高齢者の投与量は?'''   
- 室温保存  


'''包装:'''
A2. '''腎機能に応じた調整が必要'''。高齢者では低用量から開始し、慎重に増量。  
- PTP包装: 100錠(10錠×10PTP) 
- バラ包装: 100錠(ボトル)  


'''医薬情報提供元:'''   
'''Q3. 効果が出るまでの時間は?'''   


- ヴィアトリス製薬合同会社 メディカルインフォメーション部 
A3. '''投与2週間後から効果発現し、4週間で安定'''。  
  - 問い合わせ: 0120-419-043 
  - URL: [https://www.viatris-e-channel.com](https://www.viatris-e-channel.com)  


'''インタビューフォーム'''   
'''インタビューフォーム'''   
https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/detail/assetfile/LYRICA_Cap_OD_Tab_IF.pdf
https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/detail/assetfile/LYRICA_Cap_OD_Tab_IF.pdf

2025年3月19日 (水) 11:46時点における最新版



基本情報

販売名: リリカカプセル 25mg・75mg・150mg・リリカOD錠 25mg・75mg・150mg

一般名: プレガバリン (Pregabalin)

製造販売元: ヴィアトリス製薬合同会社

薬効分類: 神経障害性疼痛治療剤・抗てんかん薬

規制区分: 処方箋医薬品


クリニカルエビデンス

主要臨床試験:

- PRECISE試験: 帯状疱疹後神経痛患者において有効性を確認

- DPNP試験: 糖尿病性末梢神経障害性疼痛に対する有効性を証明

- FMS試験: 線維筋痛症患者において疼痛の改善効果を確認

効能・用法

適応症:

- 神経障害性疼痛(末梢性・中枢性)

- 線維筋痛症に伴う疼痛

- てんかん(部分発作の補助療法)

用法・用量:

- 神経障害性疼痛・線維筋痛症: 初期用量150mg/日を2回に分けて投与し、1週間以上かけて300mg/日まで増量可能(最大600mg/日)

- てんかん: 初期用量150mg/日を2回に分けて投与し、最大600mg/日まで増量可能

腎機能低下時の用量調整:

- eGFR 30-60 mL/min: 150mg/日以下

- eGFR 15-30 mL/min: 75mg/日以下

- 透析患者: 透析後に追加投与(25-50mg)

副作用とその管理

重大な副作用と発生頻度:

- 浮動性めまい(23.4%) → 初期用量を低くして投与

- 傾眠(15.9%) → 服用時間の調整を検討

- 横紋筋融解症(0.1%未満) → CK上昇・筋肉痛出現時は直ちに投与中止

相互作用情報

併用禁忌:

- 該当なし

併用注意:

- CNS抑制薬(ベンゾジアゼピン系、バルビツール酸系) → 傾眠・めまい増強の可能性

- 利尿薬(フロセミド) → 低カリウム血症リスク上昇

緊急時対応

副作用管理フロー:

- 過量投与時(意識障害・呼吸抑制) → 気道確保、人工呼吸管理を考慮

- アナフィラキシー(血圧低下・呼吸困難) → アドレナリン筋注、抗ヒスタミン薬投与

- 低血糖発作(併用薬の影響) → 糖分投与と血糖モニタリング

FAQ(よくある質問)

Q1. 服用タイミングは?

A1. 通常、1日2回、食事の有無に関わらず服用可能。ただし、眠気が強い場合は就寝前の服用を推奨。

Q2. 高齢者の投与量は?

A2. 腎機能に応じた調整が必要。高齢者では低用量から開始し、慎重に増量。

Q3. 効果が出るまでの時間は?

A3. 投与2週間後から効果発現し、4週間で安定

インタビューフォーム

https://www.viatris-e-channel.com/viatris-products/di/detail/assetfile/LYRICA_Cap_OD_Tab_IF.pdf