「ブリカニール錠2mg, ブリカニールシロップ0.5mg/mL」の版間の差分
Kento.takamatsu (トーク | 投稿記録) ページの作成:「Category:D00688 テルブタリン硫酸塩 (JP18) {{#set: | 販売名 = ブリカニール錠2mg, ブリカニールシロップ0.5mg/mL | 一般名 = テルブタリン硫酸塩(Terbutaline Sulfate) | 製造販売元 = アストラゼネカ株式会社 | 薬効分類 = 気管支拡張剤(β2刺激剤) | 規制区分 = 処方箋医薬品 | 承認年月日 = 2008年3月27日 | 薬価基準収載日 = 2008年6月20日 | 販売開始日 = 2008年6月 |…」 |
Kento.takamatsu (トーク | 投稿記録) 画像タグ削除の自動処理 |
||
(同じ利用者による、間の1版が非表示) | |||
25行目: | 25行目: | ||
'''規制区分:''' 処方箋医薬品 | '''規制区分:''' 処方箋医薬品 | ||
== '''クリニカルエビデンス''' == | == '''クリニカルエビデンス''' == | ||
46行目: | 41行目: | ||
- '''気管支喘息''' | - '''気管支喘息''' | ||
- '''慢性気管支炎''' | - '''慢性気管支炎''' | ||
- '''喘息性気管支炎''' | - '''喘息性気管支炎''' | ||
- '''気管支拡張症''' | - '''気管支拡張症''' | ||
- '''肺気腫'''(錠剤のみ) | - '''肺気腫'''(錠剤のみ) | ||
54行目: | 53行目: | ||
- '''通常、成人には1回4mg(2錠)を1日3回経口投与''' | - '''通常、成人には1回4mg(2錠)を1日3回経口投与''' | ||
- '''6歳以上の小児には1回2mg(1錠)、5歳以下の幼児には1回1mg(1/2錠)を1日3回投与''' | - '''6歳以上の小児には1回2mg(1錠)、5歳以下の幼児には1回1mg(1/2錠)を1日3回投与''' | ||
- '''シロップ剤は、通常0.45mL/kg(テルブタリン硫酸塩として0.225mg/kg)を1日3回に分けて経口投与''' | - '''シロップ剤は、通常0.45mL/kg(テルブタリン硫酸塩として0.225mg/kg)を1日3回に分けて経口投与''' | ||
62行目: | 63行目: | ||
- '''アナフィラキシー:''' 頻度不明 | - '''アナフィラキシー:''' 頻度不明 | ||
- '''重篤な血清カリウム値低下:''' 頻度不明 | - '''重篤な血清カリウム値低下:''' 頻度不明 | ||
- '''頻脈・動悸:''' 4.1% | - '''頻脈・動悸:''' 4.1% | ||
68行目: | 71行目: | ||
- '''振戦:''' 1.5% | - '''振戦:''' 1.5% | ||
- '''悪心:''' 0.8% | - '''悪心:''' 0.8% | ||
- '''発汗:''' 1%未満 | - '''発汗:''' 1%未満 | ||
80行目: | 85行目: | ||
- '''β遮断薬(プロプラノロール等):''' 気管支拡張作用の減弱 | - '''β遮断薬(プロプラノロール等):''' 気管支拡張作用の減弱 | ||
- '''利尿剤:''' 低カリウム血症のリスク増加 | - '''利尿剤:''' 低カリウム血症のリスク増加 | ||
95行目: | 101行目: | ||
'''Q1. ブリカニールはどのような患者に適していますか?''' | '''Q1. ブリカニールはどのような患者に適していますか?''' | ||
A1. '''気管支喘息や慢性気管支炎に伴う気道閉塞の緩和に適応される。''' | A1. '''気管支喘息や慢性気管支炎に伴う気道閉塞の緩和に適応される。''' | ||
'''Q2. 服用時の注意点は?''' | '''Q2. 服用時の注意点は?''' | ||
A2. '''振戦や動悸が現れることがあるため、症状が強い場合は医師に相談すること。''' | A2. '''振戦や動悸が現れることがあるため、症状が強い場合は医師に相談すること。''' | ||
'''Q3. 他のβ2刺激剤との違いは?''' | '''Q3. 他のβ2刺激剤との違いは?''' | ||
A3. '''経口投与可能で、持続的な気管支拡張作用が特徴。短時間作用型β2刺激剤と併用も可能。''' | A3. '''経口投与可能で、持続的な気管支拡張作用が特徴。短時間作用型β2刺激剤と併用も可能。''' | ||
'''製品ページ''' | '''製品ページ''' | ||
[ブリカニール製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/BR.html) | [ブリカニール製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/BR.html) |
2025年3月19日 (水) 11:43時点における最新版
基本情報
販売名: ブリカニール錠2mg, ブリカニールシロップ0.5mg/mL
一般名: テルブタリン硫酸塩(Terbutaline Sulfate)
製造販売元: アストラゼネカ株式会社
薬効分類: 気管支拡張剤(β2刺激剤)
規制区分: 処方箋医薬品
クリニカルエビデンス
主要臨床試験:
- 国内一般臨床試験
- 対象: 気管支喘息、慢性気管支炎、喘息性気管支炎患者 - 結果: 吸入β2刺激剤と比較し、経口投与による持続的な気管支拡張作用を示す - 安全性: 主な副作用は動悸(4.1%)、振戦(1.5%)
効能・用法
適応症:
- 気管支喘息
- 慢性気管支炎
- 喘息性気管支炎
- 気管支拡張症
- 肺気腫(錠剤のみ)
用法・用量:
- 通常、成人には1回4mg(2錠)を1日3回経口投与
- 6歳以上の小児には1回2mg(1錠)、5歳以下の幼児には1回1mg(1/2錠)を1日3回投与
- シロップ剤は、通常0.45mL/kg(テルブタリン硫酸塩として0.225mg/kg)を1日3回に分けて経口投与
副作用とその管理
重大な副作用と発生頻度:
- アナフィラキシー: 頻度不明
- 重篤な血清カリウム値低下: 頻度不明
- 頻脈・動悸: 4.1%
その他の副作用:
- 振戦: 1.5%
- 悪心: 0.8%
- 発汗: 1%未満
相互作用情報
併用禁忌:
- 特になし
併用注意:
- β遮断薬(プロプラノロール等): 気管支拡張作用の減弱
- 利尿剤: 低カリウム血症のリスク増加
緊急時対応
アナフィラキシー発生時の管理:
- 直ちに投与を中止し、適切な救急処置(アドレナリン投与等)を実施
低カリウム血症発生時の管理:
- 血清カリウム値をモニタリングし、必要に応じて補正療法を実施
FAQ(よくある質問)
Q1. ブリカニールはどのような患者に適していますか?
A1. 気管支喘息や慢性気管支炎に伴う気道閉塞の緩和に適応される。
Q2. 服用時の注意点は?
A2. 振戦や動悸が現れることがあるため、症状が強い場合は医師に相談すること。
Q3. 他のβ2刺激剤との違いは?
A3. 経口投与可能で、持続的な気管支拡張作用が特徴。短時間作用型β2刺激剤と併用も可能。
製品ページ
[ブリカニール製品情報](https://med.astrazeneca.co.jp/product/BR.html)