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[[Category:D00265 抱水クロラール (JP18)]]

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| 販売名 = エスクレ®注腸用キット「500」
| 一般名 = 抱水クロラール
| 製造販売元 = 久光製薬株式会社
| 販売会社 = 久光製薬株式会社
| 薬効分類 = 鎮静催眠剤
| 規制区分 = 処方箋医薬品・習慣性医薬品
| 承認年月日 = 2003年6月3日
| 薬価基準収載日 = 2005年6月10日
| 販売開始日 = 2006年8月10日
| 規格・含量 = 1キット中 抱水クロラール 500mg
| 剤形 = 注腸用キット製剤
}}

== '''基本情報''' ==

'''販売名:''' エスクレ®注腸用キット「500」  

'''一般名:''' 抱水クロラール  

'''製造販売元:''' 久光製薬株式会社  

'''販売会社:''' 久光製薬株式会社  

'''薬効分類:''' 鎮静催眠剤  

'''規制区分:''' 処方箋医薬品・習慣性医薬品  

<html>
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  <img src="https://storage.googleapis.com/drugwiki_image/drug/escrek_p_in.jpg" width="200px" alt="エスクレ注腸用キット500" class="click-to-zoom">
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</html>

== '''クリニカルエビデンス''' ==

'''主要臨床試験:'''  

- '''一般臨床試験'''
  - '''対象:''' 理学検査時の鎮静・催眠、抗けいれん治療の患者  
  - '''結果:''' 使用成績調査では1499例中6例（0.40%）に副作用が見られたが、全体的に高い有効性が確認された。  

- '''比較試験'''
  - '''対象:''' エスクレ坐剤と基剤の比較  
  - '''結果:''' エスクレ坐剤は有効率60.7%、基剤は21.1%と、優れた有効性を示した。  

== '''効能・用法''' ==

'''適応症:'''  

- 理学検査時の鎮静・催眠  

- 静脈注射が困難なけいれん重積状態  

'''用法・用量:'''  

- ''通常、小児は30～50mg/kgを直腸内に注入。総量1.5gを超えないようにする。''  

== '''副作用とその管理''' ==

'''重大な副作用:'''  

{| class="wikitable"
|+ 重大な副作用と発生頻度
|-
! 副作用 !! 頻度（%） !! 初期症状・対応
|-
| 無呼吸、呼吸抑制 || 不明 || 呼吸数低下、意識消失時は直ちに医師へ相談
|-
| ショック || 不明 || 呼吸困難、血圧低下が見られた場合は直ちに中止
|-
| 依存性 || 不明 || 長期使用を避け、急な中止をしないよう注意
|}

== '''相互作用情報''' ==

'''併用禁忌:'''  

- 該当なし  

'''併用注意:'''  

{| class="wikitable"
|+ 併用注意薬と影響
|-
! 併用薬 !! 影響 !! 機序
|-
| 中枢神経抑制剤（バルビツール酸系など） || 鎮静作用の増強 || 相加作用
|-
| ワルファリン || 抗凝固作用の増強 || 代謝阻害
|}

== '''緊急時対応''' ==

'''1. 呼吸抑制・無呼吸'''  

'''症状:''' 呼吸数の著しい低下、チアノーゼ  

'''対応フロー:'''  

1. ''使用を直ちに中止''  

2. ''気道を確保し、酸素吸入を行う''  

3. ''医療機関に連絡し適切な処置を実施''  

'''2. 急性中毒（過量投与）'''  

'''症状:''' 意識消失、血圧低下、呼吸抑制  

'''対応フロー:'''  

1. ''投与を中止し、緊急医療機関へ搬送''  

2. ''血液透析や血液灌流を考慮''  

== '''FAQ（よくある質問）''' ==

'''Q1. どのような患者に適していますか？'''  

A1. ''理学検査時の鎮静・催眠、けいれん重積状態で静脈投与が困難な患者向け''  

'''Q2. 投与時の注意点は？'''  

A2. ''呼吸抑制のリスクがあるため、使用後は慎重に観察を行うこと。長期間の使用は避けること。''  

'''製品ページ'''  

https://www.hisamitsu-pharm.jp/product/dl/escrek-500/