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[[Category:D00352 ラクツロース (JP18)]]

{{#set:
| 販売名 = モニラック・シロップ 65%
| 一般名 = ラクツロース（Lactulose）
| 製造販売元 = 中外製薬株式会社
| 販売会社 = 中外製薬株式会社
| 薬効分類 = 消化器官用薬（高アンモニア血症治療薬）
| 規制区分 = 該当しない
| 承認年月日 = 2005年11月30日（販売名変更）
| 薬価基準収載日 = 2006年6月9日
| 販売開始日 = 1975年10月1日
| 規格・含量 = 1mL中ラクツロース 650mg
| 剤形 = シロップ剤
}}

== '''基本情報''' ==

'''販売名:''' モニラック・シロップ 65%  

'''一般名:''' ラクツロース（Lactulose）  

'''製造販売元:''' 中外製薬株式会社  

'''販売会社:''' 中外製薬株式会社  

'''薬効分類:''' 消化器官用薬（高アンモニア血症治療薬）  

'''規制区分:''' 該当しない  

<html>
<div style="display:flex; flex-wrap: wrap; gap:10px;">
  <img src="https://storage.googleapis.com/drugwiki_image/drug/mon_b65.jpg" width="200px" alt="モニラック・シロップ 65%" class="click-to-zoom">
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</html>

== '''クリニカルエビデンス''' ==

'''主要臨床試験:'''  

- '''高アンモニア血症対象試験'''  
  - '''対象:''' 肝性脳症患者  
  - '''結果:''' 血中アンモニア濃度の低下、精神神経症状の改善  

- '''小児便秘症対象試験'''  
  - '''対象:''' 便秘を有する小児患者  
  - '''結果:''' 排便回数の増加、便性状の改善  

== '''効能・用法''' ==

'''適応症:'''  

- 高アンモニア血症に伴う精神神経障害、手指振戦、脳波異常の改善  

- 産婦人科術後の排ガス・排便の促進  

- 小児における便秘の改善  

'''用法・用量:'''  

- '''高アンモニア血症の改善'''  
  - 成人：1日 '''30～60mL''' を3回に分けて経口投与  

- '''産婦人科術後の排ガス・排便促進'''  
  - 成人：1日 '''30～60mL''' を朝夕2回に分けて経口投与  

- '''小児便秘症の改善'''  
  - 小児：1日 '''0.5～2mL/kg''' を3回に分けて経口投与  

== '''副作用とその管理''' ==

'''重大な副作用:'''  

{| class="wikitable"
|+ 重大な副作用と発生頻度
|-
! 副作用 !! 頻度（%） !! 初期症状・対応
|-
| 下痢 || 5%以上 || 水様便が持続する場合は減量または中止
|-
| 腹痛 || 0.1～5%未満 || 症状が強い場合は投与中止
|-
| 悪心・嘔吐 || 0.1～5%未満 || 投与量調整で改善しない場合は中止を検討
|}

== '''相互作用情報''' ==

'''併用禁忌:'''  

- 該当なし  

'''併用注意:'''  

{| class="wikitable"
|+ 併用注意薬と影響
|-
! 併用薬 !! 影響 !! 機序
|-
| α-グルコシダーゼ阻害剤 || 消化器系副作用の増強 || 両剤の併用で腸内ガス発生が促進される可能性
|}

== '''緊急時対応''' ==

'''1. 重度の下痢による脱水症状'''  

'''症状:''' 頻回の水様便、脱力感、めまい  

'''対応フロー:'''  

1. '''投与を一時中止し、水分補給を促す'''  

2. '''症状改善後、減量して再開を検討'''  

3. '''症状が持続する場合は医師に相談'''  

'''2. 腹痛・鼓腸の増悪'''  

'''症状:''' 激しい腹痛、鼓腸、膨満感  

'''対応フロー:'''  

1. '''投与を減量または中止'''  

2. '''消化器症状が改善しない場合は追加治療を検討'''  

== '''FAQ（よくある質問）''' ==

'''Q1. どのような患者に適していますか？'''  

A1. '''高アンモニア血症患者、便秘を有する小児、術後の排便促進が必要な患者に適応があります。'''  

'''Q2. 投与時の注意点は？'''  

A2. '''水様便が続く場合は減量を検討し、過度の腹痛がある場合は中止を考慮してください。'''  

'''Q3. 長期間使用しても問題ありませんか？'''  

A3. '''継続使用は可能ですが、症状の改善を確認しながら適宜調整する必要があります。'''  

'''製品ページ'''  

https://chugai-pharm.jp/product/mon/syr/#tabIndex=1